ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその84-かもめ食堂

2013年05月25日 | 邦画
ほっこりする。

映画にも様々なものがある。
芸術的な映画や娯楽映画。
サスペンスや観るものを希望へ誘う映画。
映画の歴史100年を超え様々な映画が今も作られている。
今回紹介するのは「かもめ食堂」
今までの映画のジャンルではなかなか計り知れない魅力を持った作品である。
ストーリーを紹介しておこう。
日本から単独ヘルシンキに渡り「かもめ食堂」を開店した主人公のサチエ。
彼女はちょっとしたきっかけから日本から来たミドリとともに生活し食堂をきりもりすることとなる。
また或る日両親の介護から開放されて日本から来たマサコと出会いこの3人で人気の無い「かもめ食堂」をやりくりすることとなるのだが......
とにかく良い映画である。
善人しか出てこない。
全体に流れる雰囲気の良さはかっての「小津安二郎」の映画さえ髣髴とさせる。
何気なく映画は始まり何気なく映画は進行し何気なく映画は終る。
この普通さが良いのだ。
ケレンあふれる展開の映画も良いのだが「かもめ食堂」のような映画は更にそれよりよい。
観ているものが徐々に映画に引き込まれその中で癒されてゆく。
日本の名画に新たに加えられるべき作品だと思う。
ラストあまりにもあっけなくそして爽やかに終るそれは心に清涼の一滴を加えられたようで観終わった後の心地良い余韻が後を引く。
万人にお勧めできる映画なのでまだ観ていない方は是非観ることをお勧めする。
2006年日本製作、2006年日本公開、カラー102分、監督荻上直子。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (映画マニア)
2013-07-05 13:03:24
三浦さんこんにちは(・∀・)
梅雨さなかですが、真夏のような日差しにややバテ気味の映画マニアです。


今日は久しぶりに友人達と『かもめ食堂』『ドライヴ』鑑賞しました(・∀・)
この作品何度でも見たくなる雰囲気で大好きになりました!
舞台はフィンランドのヘルシンキ、またこのヘルシンキの景色が素晴らしい事。行ってみたくなりますよね
この映画は日本人が忘れている事を描いている気がしましたね
のんびり食事を楽しむ、のんびり料理を作る、のんびり買い物を楽しむ…
人生は寄り道、回り道をしてもいいのだと言うこと
日本文化と西洋文化を通じてフィンランド人と触れ合っていく描写がとてもいいですね(・∀・)
日常を忙しく慌ただしく過ごしている人にお勧めしたい映画(ほとんどの日本人に値しますね。笑)
舞台がフィンランドだからこそ醸し出されたは不思議な空気感
鑑賞中は癒やされ幸せな気分になりました!
この映画のように、人生のんびりゆっくり生きたいものです

(小林聡美さんのフィンランド語お上手でビックリしました!)
そして一番の魅力『日本料理』 見ているだけでお腹がすきます。笑
映画を見てシナモンロールを作る方が続出したでしょうね!笑
心まで和んだ映画でした(*⌒▽⌒*)


返信する

コメントを投稿