ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその210-ニッポン無責任時代

2016年02月13日 | 邦画
サラリーマン社会を生き抜く方法。

昨日、BSで映画「ニッポン無責任時代」を放送していた。
この映画については、以前このブログにも投稿した。
しかし、昨日再度この映画を観る機会があったので、つい観てしまった。
簡単にストーリーを紹介しておこう。

平均(たいらひとし)は、競馬で会社をクビになった元サラリーマン。
彼はある夜、一人で入ったバーで、太平洋酒の株買占めの噂を聞く。
それをネタに、彼は太平洋酒の社長に取り入り、まんまと太平洋酒の社員となる。
しかし、彼は遅刻の常習、不真面目な勤務態度で周りから反感を買うが、持ち前の要領の良さで、社長からは信頼を受ける。
ある日、太平洋酒の勤務事情に不満を持った社員が、組合を作るべく会社屋上でチラシを配ろうとする。
その計画はあくまで極秘事案であった。
その時、風に飛ばされたチラシ一枚が平均の元に舞い降りる。
そのチラシを見た彼は......

後半、八面六臂の活躍で、平均はバッサバッサと会社を斬りまくる。
このあたりは「体制で評価や始末をされる会社と言う組織では、無責任で居直る他はない」と言うメッセージが見て取れる。
平均を演じる植木等がまた良い。彼独特のキャラクターで、実に上手く「無責任男」を演じている。嫌味臭さが全く感じられないのは、植木等のキャラクターに頼るところが大きい。
あくまで自己を崩さず、一見無茶な行動とも思えることを、完全に遂行する力、ここに私ならずとも、サラリーマン諸氏は共感を得るであろう。
出来ることなら「平均のように会社組織を生き抜いてみたい」と誰もが抱く願望である。
今のストレス社会。多くは会社への不満や、人間関係への不満。様々なストレスに囲まれ、彼のような生き方は出来ようはずもないが......
しかし、この映画は観るたびに勇気をくれる。
振り返れば、私は何度もこの映画を観ている。そのたびに勇気をもらい、気持ちを晴れやかにしてもらった。
最近、嫌な事続きで、精神的に厳しい状態にあった私であるが、この映画は一服の清涼剤、気持ちが晴れやかになった。
サラリーマン諸氏で、まだこの映画を観ていない方には、是非観ていただくことをお勧めする。
出来れば、DVD等の媒体を購入し、嫌な事があった時はこの映画を観ることを提唱したい。



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