児童移民の問題作
今の日本人の中で「自分何故此処にいて自分は誰なのであろう」と自問する人はまずいないだろう。
しかし40年程前にイギリスとオーストラリアで行なわれていた「児童移民」で扱われた人達は皆そう思っている。
今回紹介する映画は「オレンジと太陽」
昨年日本公開された問題作である。
ストーリーを紹介しておこう。
或る日社会福祉士の主人公マーガレットはオーストラリアから来たという女性に「自分が何者であるかルーツを調べてほしい」と依頼される。
そして数枚の資料を彼女から渡される。
興味本位で調査を始めたマーガレットだったが彼女の依頼には偽りは無くさらに背景にはとてつもなく大きな組織が関連していることを知ることとなる。
それでもマーガレットは調査を進めるのだが......
監督はケンローチの息子であるジムローチ。
父親ゆずりの社会的目線でしっかりつくられた作品である。
原作はマーガレット・ハンフリーズのノンフィクション「からのゆりかご 大英帝国の迷い子たち」
何事にも負けずに時に気弱になるがマーガレットは大勢の児童移民者からの依頼を引き受け本当の親と会わせてゆく。
その行動は現在もまだ継続中であるという。
最近この事実をイギリス・オーストラリアとも認め公式に謝罪したという。
しかしこの児童移民の犠牲となった人達にはその謝罪がいかほどの価値になるものか。
厳しい労働、虐待あらゆる苦労を幼い彼等彼女等は経験したのだから。
私は自分自身がいかに幸せな環境であるかこの映画を観て思い知らされた。
マイナーな作品ではあるが是非観ていただきたい映画である。
2011年製作、2012年日本公開、イギリス映画、カラー106分、監督ジム・ローチ。
今の日本人の中で「自分何故此処にいて自分は誰なのであろう」と自問する人はまずいないだろう。
しかし40年程前にイギリスとオーストラリアで行なわれていた「児童移民」で扱われた人達は皆そう思っている。
今回紹介する映画は「オレンジと太陽」
昨年日本公開された問題作である。
ストーリーを紹介しておこう。
或る日社会福祉士の主人公マーガレットはオーストラリアから来たという女性に「自分が何者であるかルーツを調べてほしい」と依頼される。
そして数枚の資料を彼女から渡される。
興味本位で調査を始めたマーガレットだったが彼女の依頼には偽りは無くさらに背景にはとてつもなく大きな組織が関連していることを知ることとなる。
それでもマーガレットは調査を進めるのだが......
監督はケンローチの息子であるジムローチ。
父親ゆずりの社会的目線でしっかりつくられた作品である。
原作はマーガレット・ハンフリーズのノンフィクション「からのゆりかご 大英帝国の迷い子たち」
何事にも負けずに時に気弱になるがマーガレットは大勢の児童移民者からの依頼を引き受け本当の親と会わせてゆく。
その行動は現在もまだ継続中であるという。
最近この事実をイギリス・オーストラリアとも認め公式に謝罪したという。
しかしこの児童移民の犠牲となった人達にはその謝罪がいかほどの価値になるものか。
厳しい労働、虐待あらゆる苦労を幼い彼等彼女等は経験したのだから。
私は自分自身がいかに幸せな環境であるかこの映画を観て思い知らされた。
マイナーな作品ではあるが是非観ていただきたい映画である。
2011年製作、2012年日本公開、イギリス映画、カラー106分、監督ジム・ローチ。
暑からず、寒からず、過ごしやすい季節になってまいりましたね、映画マニアです(・∀・)
これまた、すぐ見たくなるような興味深い作品ばかりで思わずコメント入れてしまいました(*⌒▽⌒*)
早速今日は『オレンジと太陽』を鑑賞する予定です!
また感想を入れさせて頂きますね!
『オレンジと太陽』鑑賞しました!
実話であり英国の闇を描いたこの作品を見て、人間の醜さ、そして人間はどこまで残酷になれるのだろうか?と見ていて胸が痛くなりました。。
『自分の肉親に会いたい』『自分の出生を知りたい』と願う人達の想いを純粋に丁寧に描かれているからこそ考え感じる事が多かったです。。
この事実を英国政府オーストラリア政府が謝罪したのがほんの数年前という事に憤りさえ感じました
両政府が知らぬふりをしたのか、把握できなかったのか…やるせないですね
今なおある人権迫害、児童売買、理不尽な闇に光を与える作品は必要です
真実を晒す事で今も起きている事に監視の目が向きますように…願うばかりです