パート勤務で電車に乗ると、途中で富士山が見えるポイントがある。
富士山は静岡県と山梨県に跨がるが、神奈川県の丹沢越しに見る富士山もなかなかいい。
同じ市内でも私が育った地域は丘陵地帯なので、坂を登って見晴らしがいい公園等で富士山は眺められた。
今の住まいは、フラットな土地なのでそもそも山や丘がない。
だからタワーマンション住まいでないと、建物で富士山は滅多に見られない。
そう言えば、気になる公園もあるし、富士山が見えそうなところを探してみよう！
奥の建物は、NEC玉川事業所。
その手前に見えるのは、八重咲の桜。
あ、こんなところにも御衣黄桜！と思って見ていたが、なんだかご近所の御衣黄桜とは違う。
この枝ぶりは、もしかして…。
あ！鬱金桜（うこんさくら）だっ！
いわゆる黄桜のこと。
いろいろと街歩きする中で、鬱金桜はなかなか見つからなくて探すのを諦めていたんだ。
嬉しいなぁ、私が歩いて行ける範囲に鬱金桜があったことが本当に嬉しかった！
ちなみに今日のハイライトはこの発見のみ。
気分が高揚していたから、このあとの残念感がなんとも…。
「さくら」の名前がある公園。期待していたんだ…。
公園の真ん中にソメイヨシノが1本だけ。
ああ、せめて珍しい桜であって欲しかった…。
でも建物の陰になるからか、ソメイヨシノがまだあまり散っていなかった。
さて富士山が眺められそうな場所探し。
結局、市ノ坪陸橋（ＪＲ横須賀線、湘南新宿ラインの跨線橋）しか見つからなかった。
これは武蔵小杉駅方面を望む。
この反対側が丹沢越しの富士山が見えるはず！
今日は見えませんでしたー！
うわー残念！
肉眼ではかろうじて、丹沢山地の外れにある大山（おおやま）が見える。
今日は富士山が見えなかったけれど、ご近所ではここが誰でも富士山を眺められるスポットになっている。
MIFさんは同じ県内だけれど、もっと富士山に近い所の出身。実家からは富士山が見えて当たり前の環境で育った。
だから、私が小さくても「富士山が見えた！」と喜び、「今日は見えなかった」と落ち込む姿が不思議らしい。
彼にとって富士山は、不動でもっと大きいモノと感じるらしい。
同じ県内なのに、随分感覚が違うモノだな、と感じる瞬間だ。
