makoto's daily handmades

西湘さんぽ・靴底が剥がれた話

1年ぶりに神奈川県南西部の西湘さんぽをしました。

写真多め、長文なのでお暇な時にお読みください。

スタートは小田急線開成駅前から。

駅前のスーパーマーケットでちょっと買い物を済ませて、ここから徒歩で作業着店へ。

そろそろ実家の農作業を手伝う時期なので、ちょっと商品を確認しておきたくて。

今回は長靴、フェイスカバー、紫外線&汗対策の上着を確認。

自宅の近所にも同系列店はあるのですが、どちらかというと女性向けは介護や厨房労働者向け商品が充実しています。

だがしかし、開成町周辺はまだまだ農地が多いのでガチ農作業着が豊富だろうと予想。

確かにガチ農作業着は多い方ですが、地域柄キャンパー向けかなぁ?

ちょっと思っていたラインナップと違うと思いました。

それでも自宅周辺の店よりは充実していました。

長靴はちょっと迷って買わなかったのですが、ここで買っておけば良かった…とのちのち後悔をしました。

さて当初の予定では、ここから小田急線開成駅に戻るか、大雄山線和田河原駅に行こうかと思いました。

いずれも小田原駅行きの電車があるのですが、ふと足柄紫水大橋を渡ったことないな…と思い出しました。

ちょっと渡ってみるかー、と気軽に行ってみました。

小田急線の跨線橋。

来た道を振り返って撮影しました。

奥の山は、箱根外輪山。

私の立ち位置あたりは、開成町で一番標高が高い場所かもしれないです(集合住宅の部屋を除きます)。

前の写真と同じ立ち位置で、進行方向を望みます。

少し先で下がっているところが酒匂川の右岸土手で、その先が足柄紫水大橋。

奥の丘陵地帯辺りが、国府津-松田断層の断層崖。

酒匂川まで来ました。

川上に向かって撮影。

奥の丘陵が松田町で、写真左側の松並木が、この地の治水対策のシンボルです。

江戸時代に二宮尊徳さんが植えた松と言われています。

ちょっと角度を変えて、白い山は富士山。

遥かにみえる富士山が噴火したことで、酒匂川の川底が上がってしまい、酒匂川が氾濫しやすくなりました。

そのため二宮尊徳さんが度重なる氾濫の影響とその他の理由で一家離散になってしまいました。

その一家離散状態から家計を立て直し、武家の家計を立て直し、藩の財政を立て直し…。

ここは尊徳さんが地方巧者の道を歩んだ地域です。

橋の上から川下を望みました。

こちらも松並木があって、この辺りが尊徳さんの出身地、小田原市栢山あたりです。

酒匂川は大きな川ですが二級河川です。

管理は神奈川県が行っているのですが、近年、一級河川(国管理の川)への移行を…という話を何年か前に知ったのですがいまだに二級河川のようです。

横浜市や川崎市の水道水はこの酒匂川の水を使っているので、とても気になることです。

さて酒匂川左岸の大井町に来ました。

石拾いしようかな?と思いつつ、河川敷に人がいないのでなんだか不安感があって石拾いはどうしたものか、と。

土手を見ていると土筆が無茶苦茶生えていました。

ちょっと面白くなって、夢中で土筆摘みをしていました。

ここでなんか靴の裏がおかしいな、と気が付きました。

グニャっとした感じがして…。

ふと見ると右の靴底がベロンと剥がれかけていました。

 

この日履いていた靴は10年くらい前に買ったのですが、骨折の影響で長らく履けませんでした。

今月、思い出して引っ張り出してきたので、たぶんこれまでに10回も履いていない靴でした。

古い靴だから仕方ないですね。

で、河川敷を歩くなら人目は気になりませんが、人目があるところはちょっとなー、と思う感じ。

そういえば、この上流の足柄大橋のたもとには、靴の量販店があるな、と。

そこまで歩いて行って新しい靴を買うかー、とも。

つくづく、さっき立ち寄った作業着店で長靴買えばよかったなーとも。

ところが歩いているうちに両足とも靴底が剥がれてしまいました。

これで店に入る?いやー、ちょっとなー変人扱いだよなー、と。

もういいや、と諦めました。

川音川という酒匂川の支流まで来て、この先の飛び石を渡って見ることにしました。

MIFさんも子どもの頃に渡っていた飛び石だそうです。

川音川を渡ってすぐのところの中学校。

土手には松の木が何本かあったのでこれも尊徳さんの影響でしょうか?

写真奥の山は松田山といって、河津桜の名所です。

そそくさと街なかを歩いて、JR松田駅前の早咲き桜を見てきました。

ここでMIFさんと合流しました。

楽しかったけれど、とんだ靴底災難に見舞われました。

履いた回数は少ないのですが、10年前の靴ですから直してもすぐダメになりそうなので、帰宅後すぐに廃棄しました。

そもそもちょっと重い靴だったことと、修理してまで愛用することはないだろうし。

私が入手していなければ、もっと履き潰されるまで履いてもらえたンだろうな、とは思うものの、モノの寿命を考えさせられる事象になりました。

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