makoto's daily handmades

お手伝い 5月2回目 摘粒

今回も老眼にはキツい作業の、サブ農産物の予備摘粒です。

最初は私一人で摘粒作業。

9時頃、両親、兄、叔父(母のイモダン)の4人がこの日の分の防鳥網張りが終わって、叔父は帰宅。

叔父宅の本家は大規模農家なので、普段からそちらで援農をしているので、早朝農作業もお手のもの。

防鳥網張りは私はまだやったことがなく、手順は分からないので一人で摘粒作業でした。

これは事前に分かっていたのですが、MIFさんからは「一人作業は何かあった時にすぐに気づいてもらえないからオススメできないなぁ…」と言われました。

そう言えば農業事故の多くは一人作業中なんですよねぇ。

ま、今回は気にせずスタート。

途中で義姉も作業に参加して、ズーッと摘粒作業。

一番年下の私でさえも老眼ですから、当然全員が老眼。

思わず「みんな凄いね、ちゃんと見えているだね」と言うと、全員「いやー、見えてないよ」とのこと。

兄と義姉は元々近眼なので「見えない時はメガネ外せば見えるよ」と言うのです。

 

見えねーよ(私の心の叫び)

 

きつ過ぎる乱視の私には内心で非常に悪態をつくしかありません。

そうかー、近眼の人はメガネを外せば見えるのかー、と思うものの、見えないモノは見えないので頑張って作業するしかありませんねぇ。

摘粒作業の休憩では、芽切りハサミをこのように棚に引っ掛けておきます。

他の農園ではどうしているのか分かりませんが、実家ではこうやってハサミを引っ掛けておくことで、休憩明けはここから続きの作業をする、という目印にしています。

ただし、バネ入りハサミではこの形状で引っ掛けても安定してくれないので、危険極まりないですけれど。

 

いま私の実家でも栽培している農作物について、重大な欠陥が発生しているというニュースに触れました。

これは国が品種改良したので、農林水産省が原因究明を始めたとのこと。

兄に尋ねてみると、兄にもアンケートが届いているそうですが、私の実家では欠陥と言われる症状が出ていないので、会合で説明を聞いてもピンッと思い当たらなかったとか。

そして兄曰わく「贈答品で果物という発想はほぼ日本限定だし、丁寧に果物を生産するのも日本くらいだから、国はそれを世界に売り込みたいワケ。しかも国が開発した品種なんだから、その欠陥で農家から国への信用を無くしたら非常にマズいって国が自覚しているってことだよ」とのこと。

そりゃあねぇ、近年、果物の最高級品は全部、香港と上海行きと言われているものね。

でもすべての果樹農家が輸出用果物を生産しているワケでもなく、輸出したいと思っているワケでもないンですけれどね。

私の兄のような農業経営者は、新鮮な果物を新鮮なうちに消費してもらいたい、と思っているので、じつは地方発送もありがたいようでそうでもない、という感覚です。

というのも、今年あたりから宅配便の翌日配送ができる地域が狭まっています。

そうなると、これまでよりも鮮度が落ちた状態でお手元に届く事例が発生するからです。

行き過ぎたお取り寄せブームのしわ寄せが、今まさに国内で始まっているのですが、どのくらいの方々がご存じなのかな?と思ってしまいます。

 

さて今回の作業では、件の品種の摘粒作業もありました。

この品種はこれまでと作業手順が違いまして、画像のオレンジ色の持ち手のハサミと同じくらいの長さ(私の左手で人差し指の先から親指の付け根くらいの長さ)に揃えて、蕾、花芽、実を半分に減らします。

ただし、いい具合に半減することがちょっと難しい…。

この品種の特徴だから仕方がありませんが、ハサミの入れ方が少々難しくて、それが半減以上に実を切ってしまいがちの原因になります。

でもサブ農産物なので、少々の失敗くらいはOKで、メイン農産物の利益率が良ければカバーできる、という考えだそうです。

次回も楽しく農作業したいです。

☆おまけ☆

実家近くのスーパーマーケットで買えるパンの耳。

パンの耳って、拍子木切りのモノだと思っていたのですが、このお店のパンの耳は、三つ折りの長いタイプが4枚入っています。

昼休憩の時に買っていました。

私は小麦製品をほんの少ししか食べられない体質なので、小さく切り分けて冷凍庫へ。

ちなみにスーパーマーケットにマスクなしで出かけたら、すれ違う人々のすべてがマスク着用でビックリしました。

私が住む地域はもう半分くらいの方々がマスクなしですし、犬の散歩や公園で遊ぶ人々はほぼマスクなし。

同じ市内なのに、状況の違いにビックリしました。

買い物後に実家で「みんなマスクしててビックリしたよー。うちのご近所なんてもう半分くらいの人はマスクなしだよ」と私が話したら、そのことにビックリされました。

住む地域でマスク着用の状況がかなり違うことを実感しました。

コメント一覧

makoto-hizikata
うさぎさんへ
まだ老眼の入口ですか…歯も軟骨も!?それならまだまだ私はヒヨッコですね。
加齢修行の道のりは長くなりそうです(苦笑)
私の実家周辺は50年前までは純然たる農村で果樹園もたくさんありましたが、いまや数軒。
生産者が本当に減ったなぁ、と感じています。
生産者が減ると消費者の選択肢が減るンです。
一度広がった選択肢が狭まるたびに国力の低下を感じてなりません。
ただ、贈答用果物は本当の頂点であって、その裾野にあたる自家用分は山ほどあるので、その自家用分も価値を見いだすことも農業の多様性には不可欠なんです。
地産地消って理念は素晴らしいのですが現実には難しい課題が山盛りだったりもします。
kinntilyann
おはようございます!

今回もお疲れさまでした(^^)/

そうよ。
近眼の老眼はメガネを外せば近場は見えるんよ。
私は老眼鏡ではなくて普通の近視用メガネなんだけど、文字の゜や゛が曖昧な時はガバっとメガネを外すとわかるんよ。
もうね。
眼に歯に軟骨に年だわさ。
makotoちゃんはまだ若いからこれからじゃ!

贈答用ね…
例えばリンゴ。
長野で普通に食べるなら贈答用でなくてもいいんだけど、自宅用でも横浜に送ってもらうとなると経験上やっぱり贈答用が色んな意味で安定してるのです。
野沢菜漬けって長野から出るととたんに不味くなる。
果物も長距離移動はきついと思う。
その長距離に耐えられるのが贈答用と解釈してもいいと思うこともあります。
で。
ここ何年か、その贈答用が極端な品薄。
信州は輸出にまわしてるというより、実際に収穫ができてない。
自家用?だったらいくらでもあるわ!
なんですよ。
やっぱり贈答用はどっか無理がかかってるのかな。
かといって、これからの日本は、農産物と漫画くらいしか輸出できそうにもない。

今日も良い一日でありますように(^^)/
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