今回が5月最終のお手伝い日。
作業は、サブ農産物の摘粒、ヒゲツル切り、メイン農産物のおさらいなどなど。
本当は午前中で終わりの予定でしたが、母が午後も少し手伝って、と言うの2時間延長となりました。
メイン農産物のおさらいとは、葉がワサワサ茂って実が確認しづらくなってきたので、よく確認しながら、病害虫の様子、実の様子を目視して不具合があれば切り落とします。
葉の下だとこんな風に日影で確認しづらいです。
日光が当たることろはこんな感じでテラテラに輝いています。
ゆえに目が非常に疲れます(爆)
私の実家では、何度も何度も繰り返し実の様子を目視確認します。
もう両親も高齢者だし、兄だって50代。
集中力を持って観察するのが難しくなっていんのか、かなり見落としがありましてね。
おさらい作業を母と私で組んで2人で1時間くらい作業しました。
すでに何度も確認しているはずの果樹を「素人の私」が目視したら、「え?ホントにこの枝の部分を誰かが一度は確認したの?ひと枝まるまる作業が終わってないンだけど…」と焦るような枝もありまして。
そのことを母に言うと「最近、お父さんが全然ダメなのよ…」と愚痴が始まってしまいまして。
その後、兄と2人だけで作業する時間があったのでこの状況を話したら「いやいや、昔からお父さんは作業がザルだよ。たぶん何度もおさらいするから、雑なんだよね」とのこと。
経営者の兄としては「時間がかかってもいいから、ちゃんと確認してもらいたい派」で、母も比較的その傾向。
ゆえに父と母の2人で組んで作業をするとケンカの元なんだそうです。
ニイチャン、そんなことまで気を使って大変だなぁ。
これが私の感想です。
加齢によって父の動きが緩慢になってきて、父としては他の人の足を引っ張らないように焦って作業が雑になっていることがあるンじゃあないかな?
母には、父の集中力が続かないのも、動きが緩慢になるのも年相応だし、あなたもお父さんの年齢になれば分かることだから、あまりお父さんを責めなさんな、とは言っておきました。
でも私自身、この言い方はまずかったな、と思っています。
たぶん母は父の愚痴を誰かに聞いてもらいたかっただけなんだろうな、とも思うからです。
とは言え、そんなつまらない愚痴で兄に負担もかけたくないンですけれどねぇ。
さてこの日の午後は、農業委員会の農地視察があるとのことで、本来は私は午前中で作業終了でしたが、急遽午後も作業することになりました。
母と2人でサブ農産物のヒゲツル切りという作業でした。
母には「普段から1人で作業することはあるだろうけれど、そろそろ誰かと組んでなるべく1人作業しちゃあダメよ」と伝えておきました。
私が知る限りですが、農業事故の多くは1人作業の時で、意外と高齢者の熱中症も多いものですから。
もしも、果樹園の中で誰かが倒れていてもすぐには気がつかれないモノです。
とくに私のようにハデな登山服を流用していれば目立ちますが、高齢農業者の服装は地味です。
そうすると風景に同化して、全然分からないンです。
ほんのたまにですが、迷彩柄の服を着用する農業者がいらっしゃいますが、ホントに農地に同化して声はすれども姿見えず、の状況になります。
母にも明るい色の服を着るように言っていますが、なかなか受け入れてもらえません。
これは根気よく言い続けるしかありません。
次回の作業は6月になってからで、本摘粒作業になりそうです。
これまた目がムチャクチャ疲れそうな作業なので、今から少々悩ましいです(苦笑)
次回も楽しく作業したいです。