makoto's daily handmades

駅前公開空地を歩く

今日は駅前に用事があったので、ついでに公開空地を歩いてきた。
私が住む武蔵小杉は、いまやタワマン群の町と思われているが、もともとは町工場の町。
今は廃駅になったが「工業都市駅」なんて名前の駅があったくらいだ。
私が住み始めた頃はまだ工場群の方が多くて、労働者の町という雰囲気があってそれはそれで趣深さのある町だった。

さて、タワマン群の中には「公開空地(こうかいくうち)」という場所が点在する。
防災のためであり、緑化のためでもある。
私にはお気に入りの公開空地がある。
今までも何度も紹介しているが、今日も行ってみた。
















この公開空地は、遊具がなく、季節の花とハーブガーデン、そしてたくさんのベンチがある。
周辺には幹線道路があるのに、とても静か。

このベンチは思い出の場所だ。
骨折治療中の通院時や職場復帰してすぐの頃、何度もこのベンチで休んだんだ。
このまま足がうまく動かなくなったらどうしよう、仕事をこんなに休んでこの先どうなるのだろう…今思い出しても、涙ぐむくらい悩んで悩んで不安いっぱいだったんだ。
足が痛くて歩き疲れて、このベンチに腰掛けると、目の前に花畑が広がっていたんだ。
私がこんなに悩んで不安なのに、花には関係ないんだよな、と感じていた。
花ってこんなにきれいだったんだ、とか。

悩んだり不安になったら、この花畑で季節の花を見るようにしていた。
そして心穏やかになるまでゆっくり眺めていたんだ。

結局、前職は辞めてしまったけれど、季節の花を見て感動する時間との引き換えなのかな?と思うことがある。


最後にちょっと場所は変わるけれど、私が好きなツツジロード(私が勝手にそう呼んでいる)。
川崎市の花は、ツツジ。
だから川崎市にはツツジが多いと感じる。
この道路にツツジが植わるようになったのは、まだ10年くらいなのだけれどなかなか見事なんだ。
ツツジ特有の甘い香りが漂っているので、歩くのも楽しみだ。

コメント一覧

makoto
jun-sweetsさんへ
この場所ができた後も、私は何年も存在を知らなかったです。
だからそれまでの自分は、世の中の何を見て生きてきたのだろう、と思うことばかりでした。
目の前の仕事をこなすことしか考えていなくて、このまま年取っていいのかな?とか。
今のように身近な花の美しさも感じられなかったなぁ、と。
今はささやかですが、こうやって毎日のように花を見て、散歩して、気持ちを落ち着けて生きていけるので少しは人間らしくなったように感じます(苦笑)
jun-sweets
こんにちは(^^)
花々が綺麗ですね。
こういうところを見る時間ができたことで、考えたり、気持ちを落ち着かせたり、いろいろできたのでしょうね。
今のmakotoさんの糧になっていると思いますよ。
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