2か月間閉館していた川崎市民ミュージアムで、アンデルセン展が始まったとニュースで見たので行ってみることにした。
ここは多摩川の土手。つい先日、この場所がニュースで出ていた。
土手の改修工事をしているのだが、消石灰を使っているらしい。
その成分が溶け出して水たまりができたそうだ。
その辺りをランナーが通ったら、成分が靴から染みこんで、化学火傷になってしまったそうだ。
工事関係者もランナーもお互いにびっくりの事実だったことだろう。
先日見たハマダイコンは、もっと下流なのだが、この辺りにもハマダイコンがこんなに咲いているだなんて知らなかった!
この辺りは桜並木がある。前回来たのは昨年のまだ河津桜が咲いていた頃だから、2月末くらいかな?
奥に武蔵小杉のタワマン群。
昔はあんな町ではなかった…と思ってしまう。
この品種、表示をみてびっくり!鬱金桜だった!
鬱金桜は、咲き終わりに色が変わると知っていたが、こんなに白っぽいとは知らなかった!
御衣黄桜もピンク色になるけれど、鬱金桜も凄い変化なんだ!知らなかった!!
こちらは昨年花を見た河津桜。早咲きだけに、ソメイヨシノと比べてもこの葉の大きさは驚き。一回り大きいぞ。
この先には桜は植わっていない。
奥に見える大きなビル群は、二子玉川のビル。楽天の本社ビル等だ。
ここから多摩川の土手を降りて、等々力緑地に向かう。
この林を通った。
木漏れ日がキラキラしていて美しかった。
私は冬の林が好きだが、新緑もなかなかいい。
木漏れ日という言葉は、日本語オリジナルで、海外にはそれに相当する訳語がないそうだ。
そう思うと、自然に対する日本人の感性は特別なのかな?とも感じる。
今日は川崎市民ミュージアムのこの展示を見に来た。
この4月から指定管理者制度で民間が運営することになったという川崎市民ミュージアム。
私の今のパート先も現在指定管理者制度導入施設なので、どう変わったのか見てこようと思ったのだ。
エントランスのオブジェ。今までこんな展示はなかったなぁ、と。
こういった部分は全然変わっていない。
そしてアンデルセン展は私にはよかった部分と、微妙な部分があった。
展示物はアンデルセンの生涯を知ること、そして映像や体験コーナーは良かった。
ただキャプションがルビがあって、子ども向けかな?と。
ところが内容は子ども向けではなく、大人が興味を満たす内容かな?子どもには少し難しいかも。
一体誰を対象にしているかな?なんて感じた。
なによりも、写真撮影禁止。フォトジェニックな展示ではなかったにせよ、この立地で今どきSNS拡散ができないだなんて、どうやって人を集めるつもり?なんて思ってしまう。
ここはまだ、これまでの博物館や美術館のつもりなのかな?と。
辛辣ではあるけれど「集客」意識を感じられなくて、どうやってかの先も民間運営でやっていくつもりなのかな?とも。
良かった点は、アンデルセンの作品をもう一度読んでみたくなったこと。
そしてアンデルセンは、ちょっと変わり者だったこと。
当時の写真は時間がかかったそうだが、アンデルセンはちょっと笑い顔で、今で言う「変顔」写真に挑んでいたこと。
アンデルセンを知っている人は「あんな顔ではなかった」と証言しているとか。
そう思うと、アンデルセンはユーモラスな人で、人間としての魅力を感じることができた。
2つの像とも圓鍔勝三氏の像。
かなり無造作に展示されている。
圓鍔氏は広島県出身だが、この市民ミュージアムの近くにお住まいだったご縁で川崎市にはたくさんの作品がある。
そう言ったことが全然説明されていなくて残念。
ところで、アンデルセンというパン屋をご存じだろうか?
そのパン屋のアンデルセンでは、「アンデルセンのメルヘン大賞」という童話大賞を行っている。
そのアンデルセンのメルヘン大賞の紹介するコーナーが今回の展示の一部にあった。
そこで知ったのだが、パン屋のアンデルセン、広島市の企業だったんだ。
パン屋だと、横浜や神戸などを思い浮かべてしまいがちだった私だが、思わずおお、そうだったのか!と。
MIFさんが大好きなダークチェリーディニッシュは、アンデルセンやリトルマーメイド(アンデルセンのグループ会社)のモノ。
意外な繋がりで、ほくそ笑んでしまった。
市民ミュージアム前から武蔵小杉方面を望む。
右端に見えるのは、工業都市川崎を支えたトーマス転射炉。
帰りは等々力緑地を歩いてみた。
野良猫ちゃん。
川崎市民ミュージアム全景。
今日はいろいろ見て、楽しめた。
アンデルセン展は、ちょっと大人向けな内容なので子どもさんには楽しめないかも。
でも童話好きの大人なら楽しめるのではないかな?
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