1月末頃、新聞の折り込み広告で川崎市環境局のチラシが入ってきました。
川崎市のプラスチックごみの捨て方についての内容でした。
当地ではプラごみの分別回収は数年前から始まっていたのですが、捨て方がちょっと面倒くさいと思っていました。
ところが「汚れは軽く水で洗えばいい」とか「使い切っていれば、容器を切って中をキレイに洗わなくてもいい」とか。
あれ?そうだったの?今までしっかり洗って捨てていたわ~、なんて思ったりしていました。
そのチラシの端に「川崎市は政令指定都市の中で一番ごみの量が少ない」とも書いてありました。
え?ホント?だって川崎市の一部には日本語が母語でない方々が住む地域があるから、各制度が行き渡りにくいと言われていたのに?
それは私の子ども時代の話で、今は状況が変わったの?と疑問は残りつつ。
それなら、私はどのくらいごみを出しているのか調べてみようじゃあないか、と思い2月の1か月間のごみの量を量ってみることにしました。
2月なら28日間なので、普段の1か月よりは少ないけれどやってみよう!
【条件】
・50グラム単位の体重計で計量します。
・ごみ袋に入った状態で量ります。
・分別は川崎市の環境局が定めた方法です。
・ビン、缶、ペットボトルは家の中で使っている分別袋ごと量ります。
・私は2人暮らしですが、MIFさんの趣味関連の廃棄物(主に紙ごみ)は重量に含みません。
・自宅ベランダで堆肥化する生ごみは含みません(ごみではないから)。
【結果】
普通:6.80キロ(1日あたり0.24キロ)
プラ:3.25キロ(1日あたり0.11キロ)
PB:1.6キロ(1日あたり0.05キロ)
★缶:0.2キロ(1日あたり0.007キロ)
ビン:1.40キロ(1日あたり0.05キロ)
★段ボ:3.6キロ(1日あたり0.12キロ)
★新聞:2.5キロ(1日あたり0.08キロ)
★MP:1.65キロ(1日あたり0.05キロ)
PB…ペットボトル、段ボ…ダンボール、MP…ミックスペーパー、★…市の回収ではなく、管理組合経由の業者回収
この他に牛乳パックは市の回収は利用せず、小売店の店頭回収への持ち込みをしています。2か月で0.8キロなので、1か月で0.4キロと計算しました。
なお、2月は乾電池、小物金属、粗大ごみの廃棄物はありませんでした。
日々なるべく無駄なく生活することを心がけていますが、思ったよりもごみ重量があるな、と思いました。
2人暮らし(+インコちゃんズ5羽)とはいえ、目に見えるだけで総重量20キロくらいあるとは…。
国の統計では、神奈川県の場合、1人1日あたりの排出量は858グラム。
858グラム×2人×30日として約51キロだから、わが家は随分少ないはずですが、たまたま家電などの粗大ごみがなかっただけに過ぎません。
そのほかに各種フィルターや掃除機のごみパック、水と一緒に流れ出るホコリなどもあるし、外食すればその残渣、お手洗いから流れ出る下水などを含めると物凄い量です。
思ったよりも少ないのは新聞です。
新聞はインコちゃんズのケージに敷いたり、私には使い道がたくさんあるので、資源ごみとして処理している量が少ないとも言えます。
わが家の場合、まだまだプラスチックごみを普通ごみで処分していることも多いです。
理由はよく洗わないと保管している間に臭いが出てきてしまうプラスチックごみがあって、川崎市環境局のチラシのようにサッと洗って、というくらいでは保管できないモノがあります。
洗剤と水で洗って、今度は水資源に負担をかけることになると、どちらが環境負担が少ないのかはいつも悩ましいところです。
そしていくら脱プラと言っても、プラスチックの使用量を減らすのは本当に大変です。
とくにCOVID-19パンデミック以降、スーパーマーケットでは魚がすべてトレーに入ったり、パン屋さんは全部1つずつビニール袋に入れて販売になってしまいました。
プラスチックの代替物質が普及されるのは、いつになるのか?と思ってしまいます。