四国に住むF叔母から電話がありました。
私の父の様子、兄の病状、母の耳の調子についての問い合わせでした。
とは言え、父にはもう3週間以上会ってないのでロクな回答はできず。
兄の病状は、私も本人から聞いているのは概要だけなので私が調べた限りでは「還暦を迎えられるかどうか分からないくらいだと思う」という予想を話しました。
想定通りF叔母は絶句でした。
母の耳の調子(恐らく老人性難聴)は悪く自分で集音器を購入したものの、使っているのは1度しか見たことがなく使いこなせなくて放ったらかしの現状を報告。
イヤイヤイヤ、そんなに心配ばかりしてもねぇ…。
将来的に私の実家やお墓が消失する予想は先月、F叔母には話しておいたのになぁ。
そのとき、祖母が存命だと祖母がどこに住むのか、路頭に迷う日が来るかもしれないんだよ…という話もしているンだけどなぁ。
あまりにショックな話過ぎて、F叔母には理解しきれなかったのかもしれませんね。
F叔母の姉、S叔母が乳がんで手術することになっているので、いよいよF叔母も自分の健康や老後を意識するようになった、ということかもしれませんねぇ。
実家の消失は、私は自身が60〜70代になって経験することと思っていました。
それがどうも50代にやって来そうだ、ということで驚きはあるものの仕方がないと諦めています。
義姉が墓守をするとは思えないし、私の実家を盛り立てるような人材では無いことは、すでに兄夫婦の結婚前から気づいていたのに見て見ぬふり、気づかぬふりをしてきたのは私ですから。
そのあたりもF叔母にはすでに話して来ましたが、どうもピンッと来なかったみたいです。
F叔母は後天性難聴があり、集音器を含めると補聴器歴35年のベテランです。
だから私の母の耳の調子の悪さや集音器を使いこなせない状況に理解があります。
近々F叔母が上京してくるので、集音器の調整のしかた等をレクチャーしてもらうようお願いをしました。
私がいくら「説明書を読めば使い方や調整方法が書いてあるよ、ちゃんと読んで理解しないと使いこなせないよ。説明書も文字が大きいからお母さんでも読めるよ」と説得してもダメなんですよねぇ。
ほら、出来の悪い娘が何言っても聞き耳持たずですから。
つくづく私では母の説得はムリだな、と諦めてしまいます。
F叔母も、自分の長姉一家や次姉の状況にショックを受けているようです。
だがしかし、F叔母自身もいずれは訪れる自身の身の振り方への不安もあるのでしょう。
なるようにしかならない、そう諦念を持てば少しは楽になると思うのですけれどねぇ。