先月、ソラマチで食べたビリヤニがとても美味しくて感動しました。
そこで先日、ご近所のお店までビリヤニを食べに行って来ました。
写真撮影を忘れたので文章だけですが、その感動を書き残しておこうと思います。
なお、世の中には「ビリヤニ警察」と呼ばれる方々が存在するそうで、私のようなにわかファンが熱く語るのは間違っているようにも思います。
ゆえに単純に美味しかったことだけを書きます。
ビリヤニは、長粒米(とくにバスマティ米)を茹でてから味付けして炊き込むので、日本の米(ジャポニカ米)ではそもそも同じには作れませんし、日本の料理手順ではほぼ見聞きしたことがない方法です。
そして長粒米は一般的なスーパーマーケットでは販売もしていませんし、使われているスパイスもホール状のモノがいいのでこれも少々ハードルが高めです。
ゆえにまだ私は自作するつもりがない料理です。
さて私が向かったのは、二ヶ領用水という川崎市を流れる用水路の近くにあるお店です。
昨年11月にオープンした…というよりは元々インド・ネパール料理店だったところに居抜きで入った、インド・ネパール・トルコ料理店です。
口コミサイトで読んだら、これまでのインド・ネパール料理にケバブが加わっただけで、スタッフもケバブ以外はだいたい一緒らしいとのこと。
私はチキンビリヤニを注文しました。
いやー、おいしかったです。
代謝が悪い私が、この時期に顔から汗が出るほど身体がポカポカしてきました。
スパイス強め、軽い食感、ヨーグルトソースの酸味が本当に美味しいです。
ここのお店のビリヤニは、ココナッツは入っていませんでしたが、キュウリや紫玉ねぎ、トマトなどの生野菜が添えてあって、それもいいアクセントに。
スライスキュウリがハートマークに並べてあって、店員さんは皆さん男性なのにメルヘンな感じというギャンブルがなかなか良かったです。
ホール状のスパイスは、たぶんクローブ、ベイリーフ、カルダモンだと思うのですが、カルダモンは私が知っている姿とだいぶ違うことと、中身が崩れていなかったので、フォークで崩してビリヤニに混ざると格別な美味しさでした。
一口食べるごとに味わいが変化して、うっかり食べ過ぎてしまいました。
このお店はテイクアウトもやっていて、私が入店してからもひっきりなしにテイクアウトの注文が入っていました。
多分入店している客の3倍以上がテイクアウト。
ビリヤニの美味しさは格別です。
どうにかもう少し気軽に食べられればいいのに。
ところがビリヤニの魅力は一口ごとに味わいが違う、まばらな味付けにあると思います。
だから冷凍チャーハンのような均一な製品では成立しないと思います。
かと言って陶器入りの駅弁(ひっぱり蛸飯や峠の釜飯など)スタイルで販売しても、ビリヤニの表面は具材を並べないので地味です。
そう思うと専門店で食べるか、自作するか、になってしまうのです。
私の好物はおでんの大根と昆布、あさり料理なのですが、ビリヤニも入れようかな?と思うくらいハマっています。