今月、MIFさんがご両親にプロ野球のペアチケットをプレゼントしました。
収容人数に制限があるこのご時世にどうやってチケット?と思いつつ、とにかく入手できたのだからスゴいとしか言いようがありません。
そしてご両親には「遠くからの往復は大変だからホテルに泊まっておいで、お金は心配しなくていいよ、ホテル代は俺が出すから好きなところに泊まりなよ」と。
ところが彼の父が外泊が億劫だということで、当日自宅に帰るというので日帰りに。
その日のMIFさんは夜勤だったので「夜勤じゃあなければ送迎したけれど、まぁ本人たちでどうにかするでしょ」とのこと。
当日の試合は、ご両親の贔屓のチームが勝ちました。
観戦者にはオリジナル応援グッズを配布していたし、なかなかの接戦で面白かったそうです。
MIFさんには、こんなに喜んでもらえるなら、もっと早くプレゼントすればよかったね、と伝える私。
ところがMIFさんの感想は違いました。
今は人数制限があっていつもより人が少ないから両親が球場に行けるけれど、通常の試合なら人が多すぎてチケットをプレゼントできないと言うのです。
MIFさんのご両親は、私の両親よりも少し高齢です。
彼の母は、一生に1度でいいからこの球場で試合観戦したいと希望していましたが、球場まで電車で片道2時間以上からかかるのでそう簡単には実現しません。
今回のプレゼントは、正真正銘の冥土の土産になるような親孝行になったようです。
そして私は自分の両親に冥土の土産になるような親孝行をしていないな、と実感しました。
私の父は少々アパシー気味で、どこかに出かけたいという気持ちが無くなってきているそうなので、誘っても出かけないしねぇ。
実はMIFさんはさりげない親孝行をマメにしているので、今回だけが親孝行ではありません。
いやはや、私には真似できない親孝行だし、孝行息子だと思ってしまいます。