▽“悪魔の兵器”はこうして誕生した～原爆 科学者たちの心の闇

広島・長崎に投下され多くの命を奪った原爆。開発に関わったのはノーベル賞受賞者など多数の科学者。彼らはなぜ“悪魔の兵器”を作り上げたのか。科学者たちの心の闇に迫る

広島・長崎で多くの命を一瞬にして奪った“悪魔の兵器”原爆。開発は第２次大戦中のアメリカで、ノーベル賞受賞者ら１２００人以上のエリート科学者と空前の予算の兵器プロジェクトだった。科学者たちはなぜ原爆開発に参加し大虐殺に突き進んだのか？発掘した証言テープや資料などから浮かび上がったのは、軍や政治家でなく、科学者自身が原爆開発を提案し、積極的に推進し、投下も主張したこと。科学者の深い心の闇、真相は？

レオ・シラード・・・ユダヤ人アメリカへ亡命
恩師アインシュタインを誘い、ルーズベルト大統領に手紙を出してもらう。
アインシュタインは原爆をはじめて知る。
核分裂、ドイツが発見
ヴェルナー・ハイゼンベルグ・・・35歳でノーベル賞物理学

ヴァニーヴァー・ブッシュ・・・
ルーズベルトの科学部門の顧問
焼夷弾、火炎放射器、カーネギーの所長
科学者の落ち込んだ地位をあげる

原爆予算3兆円、マンハッタン計画
所長ロバート・オッペンハワー・・・
ニューメキシコ州ロスアラモス研究所、敷地内は有刺鉄線で囲まれていた。
平均年齢29歳、1,200人の科学者

起爆装置、32ヵ所の起爆装置を百万分の二秒以内に同時に起爆される
ドイツは本格的にまだ原爆を開発していない、学術レベルにとどまっていた。

ニールス・ボーア・・・ノーベル物理学
「原爆は戦争を放棄されるかね？」
途方もない資金と人材を使って、戦争が終わるまで完成しなかったら・・・
1945年4月、ルーズベルト急逝。
次期大統領トルーマン、20億ドルの予算を裏で使っていた原爆の存在をはじめて知る。
決定的な兵器、人々の意識を変えられるだろう。

1945・7・16ニューメキシコにて実験
熱風が8キロさきまで
原爆8月１日に手に入る。模擬爆弾投下。
どのように使用されるのか？
視覚的影響、心理的影響

3,000℃の高温
「明らかな大爆発だった」
「不発弾でなくてよかった」