今晩は!
たっく!曇り空なら、それなりの作法で一日を終えたら良いのに。午後には陽射しのプレゼントなんて!それもじんわり蒸し蒸しの曇蓋。コバエは来るは、ヒキガエルはぴょこぴょこ、ヤブ蚊まで。ずいぶん「雨雲の鍵神」袖の下を要求しなさる
今晩は!
たっく!曇り空なら、それなりの作法で一日を終えたら良いのに。午後には陽射しのプレゼントなんて!それもじんわり蒸し蒸しの曇蓋。コバエは来るは、ヒキガエルはぴょこぴょこ、ヤブ蚊まで。ずいぶん「雨雲の鍵神」袖の下を要求しなさる
今晩は!
梅雨の雨降らぬこの時期、窓外を覗き見る通りがかりというか。こちらがご隠居さんよろしく縁側でチンと座っているが如しなもんで、ついつい窓外の訪問者に目がいってしまいます。まずはシオカラトンボ、何があるのやろうかという好奇心でというところ。いな、オシャレに身をやつした往来ウインドー鏡をで入念に自身を地チェックするデート前の若者といきましょか。燕達は補食のための邪魔モノとしてしか見ていないか、空中サーカスの障害物。次に蛾は映画のスクリーンのちらちら映写される光に見せられるのでしょう覗き見。次にスズメバチ、羽音高く覗き見というより我が住まいを物色中というぐあいのあからさまな視線。そうそうにお引き取り願いたいというところ。これが度々くるのですから脅威。いつ強面の来るもやの。不動産業者というところ。と窓外の灰色空を眺めつつ、窓外往来梅雨日記。蝶々おばさんは花よ蝶よと買い物帰りで草臥れたご様子!
もちろん、山の芋の蔓草雨樋くるくる、常時観察されるというのもあります。
今晩は!
薄曇り空の幕がひかれ、舞台では太陽座元のもとなにやらゴトゴトと、慌ただしくしかしなるべく客席を気遣い舞台装置が運び込まれいます。大道具が持ち込まれるくぐもった音。大きな鏡が持ち込まれ置かれたときのような、慎重で微かに擦れた時の鋭き音とガラスのたわむ音。そのなかで、中央舞台で誰ぞ入念に準備体操をする吐く息、すういき。身体を屈伸する体温をかんじるような肌音が。次の幕開きは「天鈿女命の雨雲岩戸開」の場。
今晩は!
午前は雨の重さをまだ持った雲が山の後ろに大きな勢力で迫っていたのですが。そよそよと風が起こり、心地良いぐらいの陽射しでてくると徐々に、その姿を絹雲に変え始め久しぶりの青空と舞戯れだしました。そして気温が上昇。風にのり蜘蛛が糸を延ばして、するすると。「梅雨の迷宮」ミノタウロスが糸を操っているのではないかと。
アリアドネーは今は絹雲の中で糸を探しております。
今晩は!
今日は一日中雨、でも雨足のメールが絶えず。朝は絹糸のごと連綿たる巻紙ちょうの手紙。昼近くは雨タイプライターの横文字エアーメール、そして午後はタイポグラフィの絵文字が
申し訳なく「雨雲へのプロポーズです」