九月に果つるのか
ただただ無言で突っ立ち 己を冷たく研鑽の日々
艱難辛苦 二十年幾星霜
揺るがず、動かず、
多少は無理難題の暑きお荷物に唸りはすれど
白き佇まい
しかこ八月の猛暑、湿気に
衰え隠せず 己を律することあたわず
背骨は氷結、身内のものを囲う術が失われ
一時、避難をさせて
三日三晩の休養。かくして融けた背骨
再び
己を全開放、思わぬ熱き風の荒療治
しかし、また冷徹の取り返し奮闘
秋湿の長雨、そして日中の高熱、無数の矢。
昼夜プツプツ刺さるは刺さる「熱き矢」
弁慶冷蔵庫も足し往生
ウ~ンウ~ンうなって御座る
「大兵・弁慶立ち往生冷蔵庫」
さていかなる結末に 明日から神無月 「神もほとけも…」