東京へ向かうあずさ、スーパーあずさが運休なので、仕方なく
くるまで東京へ往復しました。ほとんどが一車線のうえに、あちこち
規制が敷かれていて、車も少なく、まだまだ元に戻るのには時間が
掛かりそうです。ご苦労様。通行止めの看板を見て「えーっ!」と
ガッカリするよりもこの状況を受け入れた方が健康的ですね。
それにはこんな所を数秒間。
「Qure!」14
「猫ちゃん、きみ、なんていうのにゃ?」
「ほひ!」
「かわいい! ニャーとか普通のなきかたは出来ないのかしら」
「お腹が可愛い!まっしろにゃ!」
「ほひ! ほひほひ!」
この不思議な幼児言葉を連発するたんぽぽが特にこの猫を気に入っている。
名前がなかったこの猫を、「テト吉」という、意味不明な名前で毎日呼ぶので
自然と乗員全員がこの猫をテト吉と呼ぶようになった。
まあ、名前は、ないと都合が悪いが、呼び名があればどんなにおかしな
名前でもすぐに慣れてしまうものだ。
テト吉はネズミの探索をしている様子はほとんどなく、意味もなくあちこちに
姿を現し、入りたい部屋の前でドアに向かって誰かが来るのを待つ。
そして頃合いを見計らって顔だけ振り向き「ほひ!」と一声鳴けば。
誰でもドアを開けてくれるのだ。