新宿Faceにキックボクシングの観戦に出掛けたときに何気なく撮った。
モチーフ以外のどうでも良く思われているところが自分に馴染むところなのだ。
安らぎとか、落ち着きとか、そんなものが全部ここにある。 なんて
まだ魔法までいかないですがおつきあいを、「ホッ」と出来るだけで何が可能なのかに
迫ってみました。
「Qure!」 5
この帆走訓練のあいだ、デッキの上ではよほどのことがない限り魔法を使うことを
禁じられている。例え日焼け止めクリームを魔法で取り寄せるだけでもセイラーに
見られると減点される。
もし、単位を落とすと、船から降りられないまま、来年も同じ訓練に参加することになるのだ。
「やっと実習に参加できたと思ったらこれだもんな」
生徒のユウヤはつぶやいた。悪天候続きで毎日ジェットコースターに乗っているみたいだから
他の同級生も全員同じように考えているのだろう。
「なあ、ユウヤ、こういう帆船は嵐が大好きだって知ってた?」
「しらないよ。非常識な船だよな。先生はいったい何が狙いなんだろう」
「こんな訓練、魔法とは全く関係ないだろ、もう帰りたくなったよ」
船の後方には操舵室がある。そこには人の背丈ほどもある大きな舵輪が付いているのだが、
こんなに大きな船の舵の操作がなんと人力なのだ。