いよいよ明日、悩む1票！

ついに明日、投票日を迎える。
小泉さんが解散宣言し、刺客候補が次々立てられ、あっという間に投票日。

今までは「政治なんて誰がやっても何も変わらないと決め付け、選挙に行っても仕方が無い」そう思っていた。
しかし、今回は違う！
真剣に考え、1票に自分の思いを表さなければ！

けれどその1票への結論がとても難しい。

基本的には郵政民営化には賛成。
長年日本をコントロールしてきた古い政治体質を変えるのはまさしく今だと思う。
その点においては小泉さんの「自民党をぶっ壊す！」この決意を持って政治を変えようと言うのは分かりやすい。
だからかついこの間までは、変わる自民党に期待をしようと思っていた。
改革をするなら早い方が良い。
郵政が民営化出来なくて改革が出来るのか？
やはり自民党だね！そう思っていた。

しかし、ちょっと待った！
郵政民営化反対票を投じた議員も実は「民営化には賛成。しかしあの法案には問題がありすぎるため反対した」と言っている。
世の中の評論家や新聞などでもあの法案には色々問題はあると言っている。
「ならば、もう一度中身を良く見直して法案を通してくれるのか？」
そんな疑問が浮かんだ。

小泉さんの話をよくよく聞いていると、彼はとにかく民営化を急いでいる。
なぜならば彼の総裁任期があと1年だから。
彼は言っている。「続投はしない。１年で辞める！」
そして「選挙で勝ったら、即法案を国会に通す！」とも言っている。
いくら早めの改革がいいとは言え、国民が賛成したからと言って問題ありの法案をそのまま通していいのだろうか？
それに１年で自分がやりたい事だけを強引に推し進め、任期が終われば「後の人、よろしく～～」改革を始めた人が、最期までやり遂げなくていいのだろうか？

そしてもし自民圧勝になれば、小泉さんはますます「自分は正しい！国民が支持してくれている。」と確信するだろう。
そうなれば想像つくのが、取り巻き。きっと彼の続投を持ち上げるだろう。
もし、続投と言う事になったら、自民党には彼に反対の意見を上げる人がいなくなってしまうのではないか。
本当にそれでいいのか?

確かに郵政民営化はした方がいい。でもほかの事に対しての小泉さんの、自民党の方向性は正しいのか？

例えば外交。ますますアメリカ信仰に傾き、自由競争の名の下に勝ち組負け組みをはっきりさせる今のアメリカに限りなく近づいていくような気がする。
本当にそんな日本になっていいのだろうか?

今の苦しい日本を作り上げたのは何十年にも亘る自民党政治の結果。
それを何とか変えるために郵政民営化1本だけで選挙を進めていいのだろうか?

今回はTVでも盛んに各党の論争が行われた。が内容はお粗末。郵政以外の件に対して野党が質問しても小泉さんは「郵政民営化から始める」の一点張り。国民は郵政民営化したい事は十分分かっている。だから他の事に対する小泉さん、自民党の考えが知りたいのにまともに返事をしない。
本当にそんな人に任せて大丈夫なんだろうか？

新しく変わる自民党に賭けてみようと思ったが、やはり考え直すべき。
ようやくそこまでたどり着いたところ。

では、肝心の投票する候補者、政党をどうしよう？

明日まで、しっかり考えます