「日本人の読解力の低下」がずいぶん問題視されているようだが、当然の結果ではないかと思う。 読書はしない。 新聞も読まない。 そして何やら略語がどんどん飛び交う。 理解できない言葉が日本語になりつつあるように思うのは私だけではないと思う。
電車に乗れば、ひと昔まえまでは、新聞を広げるおじ様たちが疎ましく思えるほど新聞紙を広げていた。 それが当然の光景であった。 しかし今はスマホ。 しかも何やら記事でも読んでいるのならともかく、ゲームをしている・・・。
病院などで見かける母子の様子も異常だ。 昔はお母さんらしき人が待合室にある絵本などを読み聞かせていたが、今では母親はスマホ。 子供は所在無げにそばに座っている・・・。 そんな光景をよく目にする。
実際書かされていた当時は嫌だなあと思ったり面倒くさかったりした漢字の書きなぐりや英単語の書きなぐりが今でも役に立っている。 手の小指辺りが鉛筆で黒光りして紙にどんどんその黑が付いていた・・・。 実に懐かしい思い出だ。
今もそんな宿題を出すのだろうか? 私は嫌がられても出し続けてほしいと思う。 書きなぐりで覚えたものは脳が手が覚えている・・・。
月に二回ばかり入る新聞の折り込みの漢字の問題が「おや?」と本人的には自信がないものでも書いてみるときちんと書けている。
今では当時宿題を出してくださった先生方に感謝だ。 もちろんそんな問題が書けたからと言って何になるかと言われればそれまでだが、漢字それぞれの意味がきちんと理解できているというところに価値がある。 そしてそれが口をついて出てくるときには正しく使用できる。
詰まる所、やはり活字離れが一番の原因だろうかと思う。 とにかく読書が必要だ。 そして会話が必要だ。
それが語彙力につながる。 そして読解力につながる。
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