万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

句会

2009年11月25日 | Weblog
 住職の弟の尊丸(徳正唯生)さんの句友の方々が昨日吟行に訪れて下さいました。瀬戸田(生口島)の鈴虫松虫の墓所のある光明坊(御寺)さんにお参りされ、多々羅大橋を渡って大三島の当山へお参り下さり、句会が開かれました。メンバーは安芸教区東賀茂組に属するご寺院のご住職、坊守様方です。私(坊守)も今日の句会に入れてもらい学ばさせていただきました。
 生憎午後から雨模様となり、外での散策は難しくなりました。住職が庫裏広間の床に俳人大谷句仏さんのお軸「風月」を掛け、今秋初めて炭を大火鉢に入れてくれまして、皆さん大層喜んで下さいました。
 当日作句された句の中から数句をご紹介します。

   炭の香や風月てふ字のたをやかに    淑子
   柏槙や荒波の幹秋しぐれ       久枝
   正信偈堂に響けりお取越し      昭子
   山茶花の一輪毎に暮れにけり      唯生
   箒目の清し狭庭の柿落葉          唯生
   晩秋の句座に加わるときめきて       明慧
                                 
                             (坊守)
   
 
コメント
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