今朝、境内に出て見ると、彼岸桜がチラホラと開花が見られました。例年より1週間も早い開花です。この彼岸桜は昔から境内にあったものなのですが、本堂改築工事の時に資材搬入路を造った時に失われたのでした。しかし、それより以前に宗方の菅富二男さんがひこばえを貰ってくれて大きくしておられ、そのひこばえを再び境内に植えることが出来たのでした。元気に大きくなっています。今年は相当蕾をつけています。
山茱萸(さんしゅ)の花も咲き始めました。黄金色の花をつけることから「春黄金花」(はるこがねばな)とも呼ばれます。秋には赤い実を付けることから「秋珊瑚」とも呼ばれています。
山茱萸の隣に、トサミズキが薄黄緑色の可憐な花を一杯咲かせています。
この草花はハーブのセージの一種です。
今日は東北大震災から5年目の追悼記念日。人間は大自然の動きの前には遺憾とも為がたく、地震も津波も止めることはできません。犠牲になられた多くの方々のことを思い胸が痛みます。追悼記念日に咲いたこれらの花々を謹んでお供えさせていただきます。 合掌 和南