万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

古備前の骨壷

2008年07月09日 | Weblog
画像の壷は宝篋印塔の下から発見された壷です。
壷の内容物は火葬に附された小さな骨片が入って
いました。これらのことからこの印塔は墓として
建てられたものであること、幼少の(稚児)の骨
であることが分ったのです。「稚児の鼻」の伝説
は史実であることが裏付けられたのでした。
 そしてこの壷の検証から
①古備前の壷である。②口作りから南北朝時代の
ものである。 と、認められたのです。したがって
この宝篋印塔の作塔年代も南北朝時代と云うことが
確実となったのでした。
 稚児の為にこのような立派な石塔を建てることの
出来る人は相当の地位と財のある人でなければ出来な
いことで、私は周防の大内氏関係ではないかと考えて
おります。
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