地面の目印 -エスワン-

さまざま、気の向いたとき
数学関係は、今後 https://fifthtaxi.hatenadiary.jp/ へ

MeshLabで出力した3DデータをBlenderで着色する

2022-04-18 10:40:54 | 3D

 2022年4月15日に3D モデルをSketchfabで公開した記事を書きました。もともとこの3Dモデルは、フリーのSfMソフトRegard3Dで作成した点群データを、3Dデータ編集ソフトMeshLabでメッシュデータとしたものを、Blenderで加工し、.ply形式でエクスポートし、Sketchfabにアップしたものです。

 MeshLabで作成した.ply形式のメッシュデータをSketchfabにアップするとなぜか色が消えてグレーの3Dモデルとなりました。Blenderに読み込んでもグレーのままです。そこでBlenderを使ってオブジェクトに着色しました。この記事は、その際の手順を忘れないようにメモしたものです。なお、この作業は、ほぼ、この記事に沿って行いました。

 

1. 作業の流れ

(1) Blenderへの読み込み

(2) 位置、回転とスケールの調整

(3) 着色

(4) Sketchfabへアップロード

 

2.Blenderへの読み込み

 記事「SfM事始め」の5.(1)に記載したとおり、ファイル>インポート によりMeshLabで作成したメッシュデータを読みこめばよい。

 

3.位置、回転とスケールの調整

 Blender(3.01)に読み込んだままの状態では、とんでもない位置に、とんでもない傾きで、とんでもないスケールで表示される可能性がある。

(1) 位置

 オブジェクトの中心が原点付近に来るように、オブジェクトを選択したあと 「右クリック>原点を設定>ジオメトリを原点に移動」とする。

(2) 回転

 Blender画面の左側の縦に並んだアイコンから「回転」を選択する。次に、オブジェクトが見やすい位置に来るように赤、緑、青の回転軸を動かす。回転が決まったら、「オブジェクトモード」になっていることを確認し、「オブジェクト>適用>回転」とする。そのあと、左側のアイコンを「ボックス選択」に戻す。

(3) スケール

 Blender画面の右側に並んだアイコンから「オブジェクトプロパティ」を選択すると図のような画面が現れる。ここで、スケールを例えば1/4にしたい場合はX,Y,Zの項にそれぞれ0.25を入力する。

 

3.着色

 次に右上4つの円状のアイコンの右側のプルダウンメニューを開き、「頂点」を選択する(下図を参照)。するとオブジェクトが着色される。

 次に、以下の①~⑤を行う(下図参照)。

① Blender画面の右側に並んだアイコンから「マテリアルプロパティ」を選択する。現れた画面で、「新規」ボタンをクリックする。

② 現われた画面で、サーフェスの項がプリンシプルBSDFとなっている。次に、ベースカラーの項の黄色の◯をクリックし現れた画面で属性を選択する。

③ 現れた画面の名前の項に「Col」と入力する。

④ 縦に並んだアイコンから、「オブジェクトデータプロパティ」を選択し、現れた画面で「頂点カラー」の項に③で入力した「Col」が登録されていることを確認する。これで、オブジェクトに着色された色がベースカラーとなる。

⑤ 次に、ファイル>エクスポートにより、着色されたオブジェクトを.ply形式で保存する。また、.blend形式のプロジェクトファイルも保存しておくと良い。

4.Sketchfabへアップロード

 3⑤でエクスポートした.plyファイルをSketchfabにアップロードし、オブジェクトが着色されていることを確認し、よければ公開する。なお、この.plyファイルをBlenderでインポートすると着色はされておらず相変わらずグレーで表示される。.blend形式のプロジェクトファイルでは着色されている。この辺りがよくわからない。

 


3Dモデルのデコイのカモです

2022-04-15 10:10:16 | 3D

 3月に作成したデコイのカモの3DモデルをSketchfabで公開しました。3Dモデルなので動画よりも実際にブラウザ上で動かせるのもよいかと思いました。

 gooブログではembedが効かないようなのでリンクを貼っておきます。

デコイのカモの3D