以前、大河ドラマの「光る君へ」を興味深く見ていると書いた。
大鏡の現代語訳などをある程度読んで毎週視聴するのだが、だれだだれだか混乱するし、出演者には藤原公季とあるが、いったいどこに出ていたのかと思ったりする。主人公まひろが書く仮名文字に至っては崩してあるので何が書いてあるのかさっぱりわからない。
こんなときにクロワッサンに連載中の記事は大変役に立つ。土曜日にその週の日曜日に放映された分が掲載されるようだ。仮名文字で書かれた部分が源氏物語の何帖にあたるのか、重要なセリフや読まれる和歌がその背景を含め忠実に記され、そういうことなのかと感心するばかりである。チコちゃんではないが、ぼーっと見ていたんだなとつくづく思う。逆にずいぶん細部まで計算されたドラマなのだと感心至極である。
あと2か月半で放送が終わってしまうのは残念でならないと思う今日この頃である。