memory of caprice

浮世離れしたTOKYO女子の浮世の覚書。
気まぐれ更新。

凰稀かなめの行きつけイタリアン丸の内「ラ・カサリンガ」

2015-09-29 13:16:04 | グルメ
朝日夕刊「おんなのイケ麺」
2015年9月15日についに!2月に退団された元・宝塚宙組TOPスター凰稀かなめさんが登場!

お気に入りは「丸の内ラ・カサリンガ」の特製トマトソースのスパゲティだそうです。

以下引用。

 パスタは麺類の中で一番好きです。はじめて行ったのは、宝塚にいた5,6年前でしょうか。
 稽古中は忙しく、公演中は緊張と毎公演ごとの反省や改善点で頭がいっぱいの毎日でした。特に宙組のトップになってからは多忙を極めていました。あまり食べられなくなったとき、元気をつけるために食べていたのがこのパスタ。
 細かく刻んだパンチェッタ(塩漬け豚バラ肉)が入った濃厚なトマトソースと、たっぷりの季節野菜。とろっとしたモッツァレラチーズが絡んでクリ―ミ―で、私好みのコクのある味なんです。一緒に必ず頼むのはビールですね。
 友人と行くこともありますが、1人でふらっと行って食べることも多いかな。
 今年2月に宝塚を引退して、精神的にも余裕ができました。今は、次のお仕事に向けて体を整えているところです。

「丸の内ラ・カサリンガ」
東京都千代田区丸の内2-6-1の地下1階
☎03・5293・1105
1700円
17:30からのディナータイムのみ提供。
11:00~15:00、17:30~23:00(日祝は22:00まで)


小布施堂の「栗鹿ノ子」

2015-09-29 12:17:59 | グルメ
何度も登場しているお気に入りコラム「忙中カンあり」
2015年9月5日の記事で取り上げられていたのは

軽井沢の小布施堂「栗鹿ノ子」
実は友人のお母様から、別荘のある軽井沢土産として何度か頂戴しているここの「栗鹿ノ子羊羹ミニ」が絶品なのですが、なんと缶もあったとは。

小布施堂 栗鹿ノ子(ミニ)400円(税込参考小売価格)
問い合わせは☎026・247・2027(午前9時~午後6時)

長野の小布施堂が作り出す「栗鹿ノ子」は栗きんとんの入った缶詰。黄金色の餡に、大粒の栗が半ば埋まり、半ば顔を出している。餡は栗だけで練り上げたというから、この缶詰は栗と砂糖だけで作られていることになる。その餡をたっぷりと栗にからめて頬張れば、舌触りはねっとり濃厚、甘さも控え目ではなく強めだ。しかし、その甘さが澄みきっているところがいい。鼻から抜ける香りも素朴そのもので、まるで秋の空のように澄明なのであります。
 小布施は江戸時代、将軍家に栗を献上していたほど栗栽培の歴史が古い。その栗に砂糖を合わせることで栗きんとんや栗羊羹が誕生し、明治時代には「一年を通じて味わえるように」と缶詰化された。賞味期間は短めの1年だが、おいしく食べられる期間なのだから、素直に応えたいものであります。

恵文社一乗寺店おすすめの楽園本

2015-09-29 11:15:08 | BOOK
朝日のBEで、本屋大賞じゃないけれど、人気書店の書店員があるテーマに沿っておススメ本をレビューするという「再読~こんな時こんな本」というコーナーがあり、2015年8月8日は京都の恵文社一乗寺店の堀部篤史さんに聞く『楽園をさがして』

カワイイ雑貨でも有名なこのお店のイメージにたがわぬラインナップに心うずきます^^
以下引用。

① ト―べ・ヤンソン著 富原眞弓訳、1996年(筑摩書房、税込2052円)「島暮らしの記録」

「ム―ミン」で有名なフィンランドの作家ト―べ・ヤンソン。「島暮らしの記録」は、公私にわたるパートナーのトゥーティらと、孤島の小屋で過ごした日々をつづったエッセイだ。
電気も水道もなく、ときにはすさまじい暴風も襲ってくる島で、鳥を捕ったり、二シンの流し網を仕掛けたり・・。過酷なサバイバル生活にさえ思えるが、海を愛し、静寂を好む芸術家たちには、「見渡す限り水平線の風景は、孤独を求めてたどり着いた楽園」(堀部さん)だった。

② 豊田菜穂子著、2013年(WAVE出版、1728円)「ダ―チャですごす緑の週末」

ロシアには、別荘ともセカンドハウスとも違う「家庭菜園のある郊外の家」=「ダ―チャ」がある。「ダ―チャですごす緑の週末」によれば、土地の広さは600平方メートル(約180坪)程度で、一説によるとモスクワ市民1000万人のダ―チャ保有率は75%に上り、ロシアのジャガイモ生産量の84%をも生み出す。
「十月革命の遺産とも、慢性的な食糧不足を解決するための個人農園とも言われるその存在は、ロシアならではの文化」(堀部さん)。
「ソ連崩壊」の時代にも人々の心の支えとなった「ダ―チャ」は「ロシア人にとって特別な思い入れのある”地上の楽園”」と著者は書く。

③ カレル・チャペック著、飯島周編訳 1936年(ちくま文庫、842円) 「北欧の旅」

「北欧の旅」のカレル・チャペックはチェコを代表する作家で、本書は旅行記コレクションの中の一冊。1936年にデンマーク、スウェーデン、ノルウェーを巡った旅の記録で、「現在思い描く福祉国家としての北欧とは異なる描かれ方をしている」(堀部さん)。
作家は北欧の森やフィヨルドを微細に描くが、中でも力がこもるのは「白夜」の叙述だ。「かくも美しき瞬間は止まり、空間と時間の壮大さの中に果てしなく広がる」「わたしは時計を手に取ることさえ止めて、頭の中から日、年、世紀を追放した。どうして時や分を知る必要があるのか、永遠の中に生きているなら?」
「ここでは時間が空白になる」「時間が存在しない」と錯覚させる土地がなぜ「安息地」のように描かれるのか。ナチスドイツの勢力拡大、スペインでの独裁者フランコの台頭など、「みにくい、非人間的なニュース」にあふれた時代への暗い予感と、無関係ではないだろう。