ニャモは夜玄関の電気も消して、真っ暗な中で玄関のたたきに居ます。
ニャモがここに来るようになったのは、アストンが倒れて玄関から動けなくなってここに寝込んでからです。
玄関のたたきにべったりお腹をつけて寝て、アストンの様子をじーっと見ていたのです。
アストンが居ない今もニャモは玄関のたたきにきて、かつてアストンが寝ていたタイルをみています。
ニャモが見ている暗闇は、なんかそこにアストンがいつも通りに寝ているきがします。
あんなに甘えっ子なアストンが一人で居るわけないから、大好きな皆がいるこの家にいまも一緒に居る気がします。