大震災で自分とこの家の地盤が心配になってる東京の人、今、新宿西口広場イベントスペースでやってる
くらしと測量・地図展へGO!!!
一見、ものすごーく地味な展示で、人影もまばら。
でも、いろんな地図が展示してあって、とっても古い東京の街の区分けとか、何もなかった戦後のボロボロのバラックが建ち並んでる新宿駅前の風景から、近代的な摩天楼のそそり立つ大都会に変貌を遂げた現在の対比とか、「あーーーー、すごいね。東京の復興はスゴイ!」と思ってじっくり見てたら、もっといろいろ面白いものがあった。
昔、まだ東京下町の河川が氾濫していた頃に水害が出た地域とかね、地形が3Dで立体的にできててどこが低地でどこが高地が分かるような地図とかね。
どの辺の地盤はローム層で、どの辺は粘土質、どの辺は砂地とか、これは地震後にはぜひ知っておきたい情報だわぁ、と思って見てた。
そしたらね、展示の一角にPCがぽつんと置いてあるのよ。
でもこれが素晴らしいサイトを紹介してくれてて、自分の住所で検索すると、そのエリアの地下の地盤がどんなもので形成されているのか分かるのよ♪
深さ○○mまでは砂礫、その下は粘土、そこから○mは腐植土、とか色分けされていて、どれくらい強度があるかも数値で示されている。
一見難しくて分かりづらいけど、おそばに係の人が居て実際画面見ながら説明してくれるから大丈夫
自分の実家の建つ土地は元沼地と言うのは知っていたけど、そのWebの情報によると、だいたい3mくらいが表土、その下に元沼だった痕跡であろう腐植土の層が2mほどあるけど、かなり古いもので相当な硬さになっているから問題ない、その下には10mほどのシルト質砂礫と言うものがある・・・などとすごく詳しく分かる。
「ああ、元沼地で怪しいのかな?」とずーっと思ってたけど、そうでもなさそうと分かって一安心
しかも、自分たちでやったら相当な金額がかかるであろうこの調査結果を、無料で見せてくれるこの有難さ。
素晴らしい展示!!
素晴らしい情報!!!
東京都土木技術支援・人材育成センターさん、ありがとうーーー!
新宿に行く用事のある方は是非~♪
6/1までしかやってないよ!!!
新宿行けない人は、東京都土木技術支援・人材育成センターさんのwebへGo!
一番下にある「次へ」を押して次のページへ行き、注意書きを読んでOKなら承諾を押しさらに次のページへ。
そしてリストから自分の家のエリアを選ぶと赤い丸の番号付きの地図が出て来る(青い丸は他の町名の部分)。
自分の家に一番近い番号を見つけ、下の「柱状図表示」をクリックする。
"番号"という行で、その番号を探すとそれがそのエリアの地盤を示す柱状図。
ちなみにこれは武蔵野市。
その柱状図の色分けが何を意味しているのかは、その前の地図のページに戻って左下の「柱状図凡例表示」をクリックすると、どの色が何を表しているのかという表が出て来る。
そして横に書いてある数値が地盤の固さを表しているんだけど、これも色の濃淡で表してくれているのでこちらを参考にする。
一番柔らかくて0、一番固くて50、で表されている。
自分とこだけ見てもピンとこないかもしれないけど、いろんな他のエリアと比較してみると、堆積物の構成がエリアによって全く異なることが分かる。
海沿いの方見てみるとこんな感じ。
全然違う!!!
面白いーーーーーーー
貴重な資料をコツコツとデータにまとめて公表してくれて、本当に有難うございます!
もっと宣伝して広めたらいいのにー、と思った。