もうイヤだと思ったとき読む本という本を読んだ。
弟がこないだ社内での異動があり、その決定に納得がいかないらしく悩んでいたのだ。
そんなイライラしたり、落ち込んだりした時の何か良いアドバイスが載っていないかな~と思って読んでみたんだけど、参考になることがた~くさん書いてあった。
仕事で、人間関係で、自分の性格について、人生について、みんな悩みは人それぞれだけど、そのいろいろな場面で参考にできるヒントがいっぱい詰っているので、何かに悩んでしまっている人は読んでみるといいんでないかな~。
イヤなことには必ず終わりがある、とか
誠実だから悩むんだ、とか
辛い時はもっと周囲を頼れ、とか
周りと比較して卑屈になることほどつまらないことは無い、とか
頑張ってもできない時は「できない」と言おう、とか
人との関係はこちらの気持ちの持ち方一つで変わるものなのだ、とか
仕事のために自分が存在するのではなく自分のために仕事が存在するんだ、とか
自分のことが好きになれない時は、自分のいいところを見つけて誉めてあげよう、とか
昔は良かったなどと過去のよかったことばかりに縛られず、自分自身の手で変えていける未来に目を向け行動しよう、とか
人に裏切られたと思った時には、振り返って自分が相手に過度な期待をしていたのではないかと考えてみよう、とか
劣等感は前向きな気持ちの裏返しである、とか
人の心はわからなくて当たり前、完璧な人間関係などない、とか
自信を無くした時には得意なところまで立ち戻ろう、とか
「はい!はい!そーですよね!!」とうなずいてしまうアドバイスがてんこ盛り。
著者の斎藤茂太さんは精神科医の方で、鬱についても詳しく書かれている。
私自身、周りの人間が鬱になって苦悩した経験が数回あるので、このへんすごく気になる。
私の周りで鬱になる人は、生真面目で、正直で、一生懸命で、人に迷惑をかけるより自分で責任を全部引き受けてしまおうとする心の優しい人。
そんな人から、悩みに悩みぬき、自分の限界まで努力した挙句これ以上できなくなってしまって鬱になっていってしまう・・・・・。
「なんでこんな良い人が、こんなことにならないといけないんだろう?」と本当に悲しい。
鬱の人に軽々しく、「頑張れ!」なんて言ったらダメだよ。頑張りすぎてこれ以上はできないってとこまで来てるんだから。
鬱の人は、一人で悩んでないでお医者さんに相談してください。
風邪をひいたらお医者さんに行って診て貰って薬を飲んで治す。
鬱になっても同じです。
恥ずかしいことでもないし、すごく楽になれますし、必ず治せます
この本で一番印象的だったのは、
自分を信じて生きよう。幸せというのは抽象的な概念で自分の捉え方でどうとでも思えるものなのだ、という言葉。
最近ね、そう思ってちっちゃな幸せを見つけつつ毎日暮らしてて、なんか結構満ち足りててハッピーなんだよね~
ほんと、心の持ちようだよね~