リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

春の釣りへ2

2024年04月07日 | 水月湖
 4月に入り,例年より桜の開花も遅れ,満開時期も大学の入学式に重なっての今年の状況ですが,年度替わりに私もいろいろ講師やら頼まれたりしたものの,基本的にはお断りして,carpfishingや卓球等自分の趣味を充実させていく選択をとっています.

 さて,今まで,水月湖に関しては,釣れ始めてからの釣行が多かったのですが,今年は満を持して,釣れる前から釣れ始める時期を体験したく,3月から行き始めて,4月に突入になりました.昨年は,4月の10日に第1号を釣ったので,今年はその前にと計画していたものの,前回何とか1本釣れたものの,釣れ始めるに至っていなくて,なかなか釣果が見られない様子でした.
 今回も釣れ始める時期を体験したく,釣友と連絡をとりながら計画的な釣行になりました.
 朝,地元の三重の松阪を出発して,途中で休憩も入れながら,昼過ぎに水月湖に到着して,第1投は午後2時過ぎです.水月湖でのキーポイントは硫化水素の棚を把握しての正確なキャスティングになるかと思います.今の時期はまだ喰いも立ってないので,たくさんフィーディングしても釣果に結び付きにくいので,一つかみ程のボイリー20mmを撒くだけです.フィーディングと食わせのボイリーは基本的に同じものを使うのが私のやり方です.この基本を押さえれば,どのボイリーが有効なのかもわかりやすくなります.有効なボイリーが把握できれば,じっくり待つこともでき,結果的に釣果に結び付くと思います.そういうものがないと初めてのポイントとか,遠征したときにメンタル的に負けてしまいそうになるのが過去の経験でも自分なりに分かってきたことです.
 投げて2時間ほどして,アタリを知らせるATTXのバイトアラームの音にびっくりです.
まさか第1投からアタリがあるとは想定外で,泡を喰った感じです.釣り座に走っていくとすでにラインが垂れ下がっていて,竿を上げると手前に走って外れていて,がっくりです.しかし,確か当りを知らせてきたバイトアラームのカラーは捨て竿の方の色ではなかったのかという疑念が頭を過り,その竿の方も一応確認しようと30m程離れた竿の方へ.
 行って竿を見ると,リールのスプールに糸がなく全部糸が出されています.幸い最後の糸の端はスプールに結んであるので,そこで止まっています.竿をもって糸を巻くと100m程離れた岸際に波紋が立ちます.そこでこれは鯉かと思いながらリールを巻くも手ごたえがなく近づいてきます.これはもしかして鳥が食っているのかと幾分いやな気分でリールを巻き続けます.20m程の距離に近づいてさらに波紋がして,これは大きな鳥かなと確信に近いものを感じると同時にいやな気分に.ため息交じりにさらにリールを巻くとなんと今度は大型の鯉の姿が現れ,再度ビックリです.なんでこんなにも抵抗なく寄って来るのかと唖然としつつ,ネットが離れたところにおいてあるので,そこまで竿を持ちながら移動して,ネットを持ちながら再度近づき,ネットイン.こんなに抵抗なくネットインできた鯉も私の長い鯉釣りの中でも珍しいもので,春の珍事というべきネットインです.
90台後半で,13㎏の良型で幸先良い1本です.
 これはこの先も期待できるなと気合が入ったものの,その後は全く当りもなく,翌日も全く気配無く,これもまた春の珍事かと.まだ春の最盛期には程遠い感触だけを把握できた感じですが,来週位からは本格的な釣果が期待できる時期かなと感じています.

帰りには釣友のTさんに誕生日祝いと,昼食をご馳走になり,嬉しいと共に釣りができることにも感謝しないといけない年齢になりつつあり,1回1回の釣りも大切にしたいと感じた今回の釣行でした.また釣り場で情報交換できる釣友の方々や出会える方とのコミュニケーションも自分にとっては貴重で大切にしていきたいと感じました.
 さらには,昨年からここ水月湖でのバラシもなくなり,確実に釣果に結び付いてきていることも確かな手ごたえとして,この釣りを面白くさせてくれています.はやりその背景には同じ趣味を持つ釣友の方とのコミュニケーションがその支えにもなっていると感じています.感謝の気持ちを再確認した今回の釣行でした.


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