梅雨も末期になり,雨量が多くなって来て,毎週末は雨が続いているようなこの頃です.雨の中の大型の一発を狙って、今日もCarpAnglerが各ポイントに赴いているのでしょう.最近はFacebook等でリアルタイムで情報が発信されますので,以前にも増して,釣果の情報の伝達が早くなって来ています.
その一方で,そういう情報ではなく,自分の気持ちを大切に、そしてこだわりを持って釣り場に赴く人もいるとおもいます。私のそのタイプかも知れません。若い時は情報に敏感で,手際よく対応もできるので,スピーディーなCarpFishingが可能ですね。琵琶湖中心に攻めていたのですが,静かに釣りを楽しめる環境を考えるなら、特にCarpFishingでは、この余呉湖は景色も含めて素晴らしいフィールドであることは確かです。魚は擦れてもいるので,ベテランでも簡単結果を出せないし,初めての人でも、大型をゲットできるのは、また面白さを感じさせてくれます.季節とともに変化する湖畔の景観は、ストレスを解消して、気持ちをリフレッシュさせてくれます.そういう意味でも貴重な釣り場であると感じています.
水際の草に目をやると,オニヤンマが成虫になり,今にも飛び出そうとしています。
今回は、雨天の中でも釣りになるので,私の車は、ワンボックスタイプのようにリアのドアが跳ね上げ式ではないので,雨対策が必要になります。そこで、これ迄も、色々雨対策をして来たものの、まだまだ改善の余地があり,今回はヘキサタープを使いました.車の左のサイド近くにポールを2本立てます.タープは小型のもので,1本のポールは前のドアのノブ当たりで,後ろの2本目のポールはバックドアーを開いて、それより1m程後ろで,前のポールの後方3.5m
程離して、それぞれ2本にロープを通して固定しますと,サイドドアーを開けるとき,すなわち、夜等で当たりが有った時にも、濡れずに外に出られ、日中の雨の時も,後ろのドアーを開けて上からの雨が当たるのを防いでくれます.
ヘキサタープなので,風にも強く,意外と設営/撤収も簡単で,これからは日よけも含めて使えそうな気がしました.ヘキサタープにポールが2本そして、ペグとロープは8本あれば、今回の雨でも十分に対応できました.ただし、車の左右にある程度のスペースが無いと無理ですね。今回はこのコールマンのminiヘキサタープのおかげで,雨の中での夜釣の車中泊という厳しい状況でも快適な釣りができました.
釣り場に着いたのは、土曜の5時頃で,今にも雨が降りそうな空模様でした。余呉に来る道中は殆ど雨でしたが,余呉の着いた時は雨が降っていませんでした.この辺りの天候は、滋賀でも彦根辺りとも全く違うことがよくあり、福井の敦賀辺りの天候を参考にする場合も有ります。
余呉湖の湖面を見ながら,ゆっくり車を運転しながら,鯉のハネ等を確認するもなかなか見られません。4,5人が既に竿をセットしているようです。気になるポイントで,15分程湖面を眺めていても鯉の気配はありません。また、車をUターンしてタープを張れそうなポイントに入ることにします.フィーディングをして、ゆっくり明るいうちに、雨の前に準備を完了して、時計を見ると7時になっていました.
今回は,翌日の9時頃には竿を上げて帰る予定なので,早朝の時間帯が一番期待できるので、その時間帯の大型にターゲットを絞ります。食事を済ました頃から、本格的に雨が降り出し,車中でDVDを観ながら、時間を過ごします.
疲れから、9時頃には横になって、ウトウトしていると、バイトアラームの音が鳴り,??と思うと,消えて、暫くしてまた鳴ります。鮒でも掛かったような感じです。雨の中を竿の所迄行くと,糸が張っています。
この写真の左の竿でした。夜なので,ヘッドライトに照らされている状況ですが。ゆっくり竿を煽ると、枝に絡まってる感じで、暫くリールを巻くと1m程の四方に伸びた木の枝が糸に引っかかっています。魚の重々しい手応えも感じられますが,暴れる様子は無く、暫くリールを巻くとゆったりとした魚影が湖面にヘッドライトの光を浴びて映し出されてきました。夜なので,ネットに入れてキープしておきます。
早朝の5時前には目が覚めて、期待をして待つも,時間だけが過ぎていくだけでした.明るくなって,ネットから魚を出して,計量すると,鰭に病気と思われる症状があり、写真のように尾びれは半分程しか無く、意外と大きさも有り,99cmでしたが、健康な姿ではない魚にこうして出会うと、暗澹たる気分になります。優しくリリースして、元気よく湖底に向かって泳いでいく姿にほっとした一時でした。
さて、今回は時間もなく、15時間程の釣り時間ですが,次回はもう少しゆっくりと釣りを楽しみたいものです。台風も少し心配です。しかし,台風の時が実はよかったりと、釣り人の妄想はとどまる所を知りません。