リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

コイ釣り場特選ガイド

2016年10月02日 | 釣魚大全
                    

9月の下旬に、表題の書籍が発刊されました。

少し前に,編集のY氏から,記述内容等に関しての電話を頂き,使って下さいと返事を差し上げました。以前「Carp Fishing」に掲載された記事を中心に、それに加筆等され、一冊の本として発刊されました。鯉釣り愛好家の諸師は既に手に取って読まれた方も多いと思います。

最近は,ネットで釣りの情報等もタイムリーに入手できる環境になりつつ有りますが,書籍の情報も依然として価値はあると思います。その活用は人それぞれでしょうが,折に触れて、読み返してみると新しい発見も有るもので,私も昔のコイ釣りの書籍等を読み返すことも有ります。特に,自分の釣りに迷いが生じたとき等、冷静なポイント情報や,仕掛け等に関しても頭を冷やしながら読み返してみると、自分の釣りの「ぶれ」を修正することもできます。ネット環境では例えばFaceBook等では,友達同士での情報交換に限定されがちですが,書籍の場合は全く書き手と読み手が面識もなく、ただ文字を媒介としての情報のやり取りの中で,仲間内の価値観だけでない情報の客観的な共有ができる点も面白いと考えています。このことは、冷静に自分の釣りを考える時には、大事なことだと思っています。ブログにもそういう一面は有ると思っています。

さて、コイ釣りに情報誌としては,「大ゴイ倶楽部」が廃刊になり,現在は「Carp Fishing」一誌のみ状況ですが、雑誌としての完成度は、「Carp Fishing」の方が勝っていたと考えられましたが,鯉釣り人口からして,多くの雑誌が存在すること自体が難しいと思われます。一般の釣具店でも、コイ釣り道具を扱っている店は稀ですが、昔から、少なくとも私も含めて30年以上続けられるこの釣りは釣りの中でも希有な存在と考えられます。また、この釣りにのめり込む状況は他の釣りには無い、独特なものが有ると思われます。車も含め生活がコイ釣りに一部になるくらい、何かこの釣りには有ると思われます。鯉釣り愛好家の諸師はどうお考えでしょうか。

竿一つとっても,カープロッド、石鯛竿、磯竿、投げ竿、延べ竿、シーバスロッド等バリエーションに富んでいることなど,専用の竿が無かった事等も原因でしょうが,他の釣りには無い多様性が見られます。それだけではなく,リール,道糸,仕掛け、餌等に関しても同じことが言えると考えられます。アウトドアーも含めたこの釣りの範疇を考えると,イギリス等の各ショップやメーカーの「Carp Fishing」のカタログの厚さには、目を見張るものが有ります。その結果、直接イギリス等のショップから購入することを考えられるなかで、餌を含めて価格破壊が進む可能性があります。今後,鯉釣り情報だけでなく,この点からも一つの分岐点を迎えつつ有ると思います。ちょうどヨーロッパからの「Carp Fishing」が日本に移入されて10年が過ぎ,餌もオリジナルな製品ができたりする中で価格破壊が進み,新しい面白さを求めつつ、流行に流されない楽しみ方も忘れないようにしたいものです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。