リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

リベンジ

2023年12月20日 | 余呉湖
 先週,余呉湖でバイトアラームの不調で結果的にばらしてしまったことが,心に引っ掛かていて,リベンジしようかと天気予報と睨めっこしながら,雪がなければと余呉湖釣行を考えていて,いざ出発となり,15分ほど車を走らせたところで,スマホを忘れたことに気が付き,仕方なく自宅に引き返したら,余呉湖まで行くのが億劫になり,地元の河川のポイント探索に切り替えてしまいました.

 ポイントを探索しているときに,釣友のTさんからLINEが入り,今余呉湖に向かっていると.それを聞いて,じゃ,行くかとまた気分が変わり,そのまま高速を飛ばし,2時間半かけて余呉湖に.周辺の山の頂には雪があり,先週までとは様子が違います.いよいよ冬の訪れを感じさせる景色です.天気予報だと今日から明日までは何とか雪は大丈夫らしいのですが,余呉湖に到着すると所々にはまだ残雪がある状況です.湖周道路をゆっくり車を走らせながらポイントを探していると,地元のMさんの車を発見.車の中で休んでおられるようなので,そのまま通り過ぎると,少し先に,Tさんがすでに釣果をあげていて,びっくり.ただし,足を引きずっているのが気になって聞くと,やり取りの最中に足を負傷したらしく,しかもその直後に当りもあり,結果的にばらすことになり,気の毒としか言いようがない状況です.

 以前,私も同じ足の個所を怪我したことあるので,気持ちはよくわかり,無理をしないようにと,そして何かあればすぐに連絡をと確認しながら,自分の当時を思い出しながら,釣り場での怪我等には十分気を付けようと,自らにも言い聞かせて,その場を後に.

更にポイントを見ながら,結局,先週バラしたポイントに入ることにしました.これまでの経験上,同じポイントに入ってリベンジを期待しても結局は,返り討ちに会うのが関の山なのですが.それでも何とかという気持ちから同じポイントに入ることを決断しました.

 午後三時を廻っていたので,暗くなる前にとにかくタープ等を準備し始め,何とか暗くなる前に完了.この時期なので,車のカーサイドシェルターをフルフェイスで取り付けます.前々回,強風で壊されたシェルターですが,アウトランダーのような車にはぴったりとマッチします.軽バンのエブリイの場合だと,車高が高すぎて,スカート部分が浮き上がってしまい,更にスライドドアがシェルターに引っ掛かってしまい,使いづらいところがあります.

 今回はストーブは積んできてなくて,ガスボンベを使って遠赤外線のヒーターを試してみようという計画です.一泊だけなので,何とかなるかなという感じです.翌日の朝が勝負かなと,シェルターの中で,静かな冬の夜を温かい食事をとりながら,のんびりと時間を過ごします.

 翌朝になり,シェルターをたたく雨音.まだ外は薄暗い6時には起きて,暖かいコーヒーを入れながら,明るくなるのを待ちます.そんな朝の一時に,先に入っているTさんから95cmが上がったという連絡が入りました.昨日から3回目の当りで,余呉湖では珍しいくらいの食いの良さです.

 こちらもそれに肖りたいものの,時間だけが過ぎていきます.それでも,なんか当りが来そうな予感がして,先週バラしたポイントに打ってある竿を見に行きます.岸際にはあおこが緑色の絨毯をひいたように広がっています.穂先を見つめていると少し揺れて,すぐに道糸が引き出されていき,同時に手に持っているバイトアラームが音を鳴らします.こんなことも有るのかと,びっくりですが,取りあえず,ネットを車の近くまで取りに行って,ついでにマットも一緒に持ちながら,再度釣り座へ.

 相変わらず,糸は沖に向かって一直線に出ています.これはそこそこの大きさはあると直感して,竿を持ち,慎重にやり取り開始です.先週ほどではないもの,引きは強く,すぐにはネットインできそうにもないので,じっくりやり取り開始です.なかなか頭は上げてくれなくて,ドラッグを効かせ,とにかく無理をしないように,そして正面から寄せようと慎重なやり取りに終始します.やり取りしながらスマホでTさんにメッセージを送ります.ワンフレーズのメッセージしか送れませんが,じっくり寄せたいので,落ち着いたやり取りを結果的にできると考えました.Tさんも気になるのか,後で話してくれたところでは,双眼鏡でこちらの様子を眺めていたようです.対岸までは700mはありそうなので,立ってやり取りしている位しか確認できなかったようですが.

 20分ほどやり取りしながらなんとか足元まで寄せてきました.一瞬魚体が見えて,80㎝位かなと思いましたが,それにしては引きが強すぎるし,更に足元まで寄せて来て,90㎝位かなと思いながらネットイン.


90台半ばかなと思いながらアンフッキングマットに乗せると,


 メーターを越えているので,検寸台で再計量すると,


 103㎝の良型です.何とか先週のリベンジを果たせました.例年に比べ,今年は不思議に大型が釣れていて,9本目のメーターオーバーです.



 今週末から寒波が到来して,余呉湖も厳しい状況になりそうですが,年末年始には少し和らぎそうなので,そのあたりで再チャレンジをと思案中です.


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