サラ☆の物語な毎日とハル文庫

物語の始まり

物語が始まるのを、だれもが期待しています。
きっとそうだと思うのです。

人は物語なしにはやっていけない。
絶対だめです。
物語を感じる心がないと、心は乾ききってしまい、生活に余裕がなくなり、ストレスに押しつぶされてしまいます。
物理学でも、経済学でも、生物学でも、法学でも、数学でも、人はその中に物語を見つけて夢をみるのではないでしょうか。
物語といってわかりづらければ、ストーリー。
ストーリーでは抽象的なら、起(承転)結のある一連の心をゆさぶるエピソード。

農業でも漁業でも、建設業でも、福祉の世界でも、仕事に物語を感じられなければ、苦痛ばかりが膨れ上がっていくのだと思います。

たとえば、先日のテレビのニュース番組で、りんごを初出荷するばかりになった果樹園のおばさんがインタビューを受けていました。
そのおばさんは、丹念に育て、真っ赤になって収穫されたリンゴのことをこんなふうに語っていました。
「このリンゴが出荷されてどんな人のところに届くのか、どこまでも追っかけていきたい気がしますね」

こういう気持ちが、物語を感じる心だと思うのです。

何が言いたいのかというと…、
「物語はいつもそこになくてはならない」ということ。
あるいは、あってほしいものだということです。
だれもが、物語が始まるのを期待しています。
そんなわけで、「物語の缶詰め」というカテゴリーを新設します。
(1個も埋まってないカテゴリーがあるのにって?
大丈夫、おいおい、やっていきますって)

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