今年の３月、思わぬニュースが飛び込んだ。
４月から始まる新しい朝の連ドラは、モンゴメリと村岡花子をモチーフにしたものになる！
昔から朝ドラのタイトルは最後に「ん」がつくと視聴率が取れるというジンクスがあるそうだ。
「おはなはん」に始まり、「雲のじゅうたん」「おしん」
「あまちゃん」もそうだし、「ごちそうさん」もそう。
そして今度も「花子とアン」だ。
ジンクスはともかく、どんなドラマになるのか、楽しみで仕方がなかった。
ドラマは好調な滑り出し。
冒頭のタイトルバックに映し出されるプリンス・エドワード島の風景。
リンゴ畑、赤土の道、海…。
周造さん（マシュウ）に阿母（アヴォンリー）尋常小学校、おりん（リンド夫人）さん。
ドラマの展開にも小ネタがあちこちに仕込んであり、面白いといったら。
そんななか、はなと白蓮が「腹心の友」になるという話題の週に、思いもよらないことが起こった。
このブログが、２０１万ブログ中、３４位にランクインしたのだ。
「赤毛のアンのキーワード→腹心の友」に検索がかかり、検索エンジンからブログに入ってきた人が、どれだけいたかという話である。
何しろ、内容もおとなしい個人的な記録といったブログなので、何千人という人がこのブログに訪れるなどあり得ない話。
テレビの影響のすごさに、びっくりするばかりだった。
その後もアクセス数はけっこう高い状態がつづいた。
そこで再び、出入りの出版社に「『赤毛のアン』関連の本を出しませんか？」と持ちかけてみた。
しかし、これまでの「赤毛のアン」関連本の売れ行きを調べた結果、あまり売れ行きが見込めないだろうということで却下。
「それでは、自分で出してみましょう」ということで、原稿をまとめ、印刷して、個人出版することになったのである。
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