かなり前の話のお話です。うちの母親には兄弟が6人いましたが、母親は、その母親(自分からするとおばあちゃん)と兄弟の中で一番仲がよくお互いが慕ってました。母親の母親は今から10年以上前になくなりました。偶然と言うにはあまりにも不思議ですが、おばあちゃんのお墓は当時勤めていた会社から物凄い近くにあり、会社の出勤前や後にしょつちゅうお墓参りに行ってました。そして、いつも思っていたのは、なぜ風が強い日などは、バケツや物が簡単に飛んだり、植木鉢がひっくり帰ったり割れたりするのに、風通しの良いお墓の小さい湯呑みやお皿は、いつも飛んだり落ちたりする事なく同じ場所にあるんだろうと常々思っていました。
何年も前に、私の車が交差点に入った時、信号無視の車が走ってきて、さらにアクセルとブレーキを間違えて、さらに加速して、物凄いスピードで私の運転席に突っ込んで来て、運転席のドアには鉄板が入っている頑丈なドアが何処か遠くに吹き飛んで行き、レッカー屋さんが探しても何処にもない程で一発廃車で私は鼻血をだしました。(確か相手の人は過失傷害で罰金刑)
そして病院に行ったあとレッカー屋さんに行き、車の荷物を取りに行くと、大好きで思い出のある車(スカイライン)が大破しているのをみると、涙がポロポロでました。すると夜中にレッカー屋さんが自宅から出て来て、あなたは命があるだけ良いと思いなさい、あなたの隣りの車の持ち主は死んでいるのよ、あなたの車はこんなにぐちやぐちゃなのに、助かった事は奇跡なんだからと慰められました。その次の日、おばあさんに助けられたのかもしれないと思い、おばあちゃんのお墓参りに行きました、するとなんとお墓のお皿が下に落ちていないで、置いてある所に、そのままで真ん中から真っ二つに割れていました。誰になんと言われ様とこれは実話です。
そして、そのお皿を私が新しい物に変えて、もう何年もたちますが、今もそのまま割れる事なくあります。
事故に遭う前も今もお墓参りに行くと、必ずある事をおばあちゃんに誓っています、正直私が死んだら、私の母親の面倒を誰がみるんだと言うのがあり、私は母親より絶対一日でも長く生きなければならないんです。