今日は今年初の試写会でした。
AIR-G主催で、佐藤浩市や志田未来が主演の「誰も守ってくれない」という映画。
AIR-G主催なので、誰が司会をするか楽しみにしていたら、今日現れたのは、毎朝ラジオで声を聞いている千葉ひろみさんでした。
上から下まで黒でおしゃれでした。
この「誰も守ってくれない」という映画は、ある日突然殺人犯の妹になってしまった志田未来を、容疑者家族の保護を任された刑事の佐藤浩市が、容赦なく糾弾するマスコミや、面白半分に事件に関与し暴走するネット社会から守る話。
サスペンスドラマは大好きでよく見るけど、容疑者側の話は初めてだし、容疑者の家族を守る刑事がいるということも初めて知った。
容疑者の家の回りをマスコミだけでなく、野次馬がたくさん集まったり、2チャンネルに、容疑者の家族についての住所や個人名はもちろん、写真やプライバシーなど、個人情報がどんどん書き込みされていました。
毎日嫌になるくらい殺人事件があり、もちろん容疑者は許せないけど、その人の家族は悪くないのに責められていて、被害者みたいに可哀相。
今回の映画を見て、家から容疑者が出た場合、いずれ苗字が公になるため、家族の今後の生活を考え、夫婦は離婚し、すぐ奥さんの方の苗字で再婚するとのことを知りました。
たしかに苗字が変わればわからないけど、引っ越さない限りみんなにわかるし、今後学校や会社にも行けなくなるでしょう。
一生逃げれない。
この映画ではお母さんは自殺してしまったし。
誰も自分の家族が容疑者になるなんて思っていない。
でももしかしたら自分もその立場になるかもしれない。
現実的で、かなり怖い映画でした。
自分は被害者になったことがあり、殺されそうになったけど、いちおう殺人事件ではなかったから、このような騒ぎにはなってない。
でもやはり容疑者の家族は大変だったと思う。
いろいろと考えさせられる難しい映画でした。
『誰も守ってくれない』
http://www.dare-mamo.jp/