Ombra Mai Fu ~ 優しい樹の下で

POP ♡ OPERA SINGER 
 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

ぽにょ

2008年07月29日 | masudaizumi.com
巷では、だれもが、ぽにょぽにょ、さかなのこ。。。。という音楽を耳にしていることでしょう。

宮崎監督の映画が公開で、私も観にいきたいな~と思っています。
大人がバーチャルな世界に慣れすぎて崩れてきている時代の流れのなかで、手作りのアニメーションを再認識するという企画。

音楽にも通じるものがあります。

CDを作るときは、デジタルで、伴奏と歌を分けて撮って、歌に関しては、何回でも歌いなおします。でも、これを、一発撮りにするといったら、かなりの緊張感に違いありません。

公式ページのなかで、なかでも面白かったのが

“ワーグナーの「ワルキューレ」”を聴きながら
宮崎監督がこの作品の構想を練っている


と書いてあるところ。



最中にBGMとして良く聴いていた音楽は、ワーグナーの楽劇「ワルキューレ」の全曲盤だそうです。

以下は公式サイトの文章です。


「この音楽を聴くとアドレナリンがでる」とスタッフに話していたという証言もありますが、かのヒットラーが第二次世界大戦のドイツのプロパガンダに使用したように、ワーグナーの音楽は人間の精神を高揚させる力に溢れています。
そんな「ワルキューレ」が作品に影響を与えたとしても不思議なことではありません。ポニョの本名が“ブリュンヒルデ”という設定で、それがワルキューレという空駆ける9人の乙女たちの長女の名前から来ていることや、娘を心配する父ヴォータンの魔法で眠らされてしまうこと、そもそもワルキューレの世界観が、今まさに終わりの時を迎えようとしている神々の世界が舞台であることからも推察できます。楽劇に登場するヴォータンは神々の長であり、世界の終焉を回避しようとあれこれ奔走する設定。そこにはポニョの父親フジモトの姿が浮かび上がってくるではありませんか。



なるほど。

そんな深い意味もこめられていたのですね。

そのほか、夏目漱石を意識したことや、ラーメンへのこだわりも紹介されています。まるでオペラの演出の解説のよう。

映画館に行く前に読んでいくと、より楽しめること間違いないですね。

私だけで観てるのがつまらなくて、ご紹介しました。


以下は公式サイトです。

http://http://www.ghibli.jp/ponyo/