びわ湖ホールでのオペラ「フィガロの結婚」、聴きにいってきました。
まず迎えてくれたのが、このホール、信じられない美しさでした。
ロビーからはおおきな窓から一面の太陽と水面と船!!!!!
リゾート気分満喫です===
オペラを聴きに、というと、夜で、街中というイメージが、いままでと正反対。
非常に気持ちが澄んでいく開演前の、このロケーション。
ホールまでが、公演を盛り上げ、引き立てる、という、ある意味参加者になっているなんて、いままでにない、最高のホールでした。
そして、公演は言葉では言い表せないほどの感動でした。
最後の盛り上がりの「許してくれ」というアルマヴィーバ公爵のシーンでは、ずっと一幕からの高揚感の持続に急ブレーキがかかって解き放たれた感じ、知らぬ間に涙がでていました。
いままで日本で観てきたどのフィガロの結婚より、素晴らしい。
私のなかで、一番の公演となりました。
なにが素晴らしいって、演出と音楽。
音と動きに無駄がない。美しい。
通常の音楽の作り方も違っていて、おお、ここで、こうくるか?という新鮮な音の作り方がたくさん。
それで、緊張感が途切れないのです。
特に、音楽でオペラというと大きな声というイメージですが、ピアニッシモ、つまり小さな音での表現が、この指揮者の創った世界ではとても多く、繊細で、より強い感情が伝わってくる。NYで習った私の好きなタイプの音の作り方でした。
歌手の皆さんの声もさながら、演技ではお見事。
フィガロの結婚って、音楽が忙しくてスピーディで、演技をする暇がなくて、ほんまに、大変なのです。
おまけに、珍しく、この公演では、曲と曲のつなぎの部分、入れ替わる登場人物に、ちゃんと芝居と台詞をいれて、しっかりとこのお城のなかでの人間関係を作り上げてるのです。こんな公演を観たのは、日本では初めてでした。
私がいままで観て来た公演では、音楽を重視するあまり、お話として不自然だった箇所があったり、公演が夜だったため、早く終わらないといけなかったのか、アリアや二重唱がカット版と呼ばれる短いバージョンで演奏されていて、それも不自然な感じがしていましたが、今回の公演では、フルサイズで、少ししか登場していない役でも、実はこんな性格のひとだったのね、とわかる瞬間がたくさんあって、大満足でした。
合唱と呼ばれる民衆役のみなさんも、、一人ひとりが自然で。この村に生活している様子や感情がしっかりと見えたのも、本当にすごいや~と、、
、、、、と、、、なんだか褒めまくりの批評家みたいで、もうこれくらいにしておきますね。
舞台美術も、衣装も、綺麗で、出演者みなさんが、着こなしているのもオペラ全体が美しく見えた要因でした。
本当に素敵な感動でした。
劇場から階段をおりるとき、NYで毎日のように通ったメトロポリタン歌劇場を出るときの感情にトリップしていました。
帰りの電車が、すいているのも不思議でした。それだけ地元の方がお客様として足を運んでいるということでしょうか。
なにからなにまで、大満足、オペラを知っていて良かったなあ、、と思えた日でした。
演出家の岩田達宗さん、というお名前が載った公演が、皆様のお近くであったら、是非足を運んでみてください。間違いなし!です。
まず迎えてくれたのが、このホール、信じられない美しさでした。
ロビーからはおおきな窓から一面の太陽と水面と船!!!!!
リゾート気分満喫です===
オペラを聴きに、というと、夜で、街中というイメージが、いままでと正反対。
非常に気持ちが澄んでいく開演前の、このロケーション。
ホールまでが、公演を盛り上げ、引き立てる、という、ある意味参加者になっているなんて、いままでにない、最高のホールでした。
そして、公演は言葉では言い表せないほどの感動でした。
最後の盛り上がりの「許してくれ」というアルマヴィーバ公爵のシーンでは、ずっと一幕からの高揚感の持続に急ブレーキがかかって解き放たれた感じ、知らぬ間に涙がでていました。
いままで日本で観てきたどのフィガロの結婚より、素晴らしい。
私のなかで、一番の公演となりました。
なにが素晴らしいって、演出と音楽。
音と動きに無駄がない。美しい。
通常の音楽の作り方も違っていて、おお、ここで、こうくるか?という新鮮な音の作り方がたくさん。
それで、緊張感が途切れないのです。
特に、音楽でオペラというと大きな声というイメージですが、ピアニッシモ、つまり小さな音での表現が、この指揮者の創った世界ではとても多く、繊細で、より強い感情が伝わってくる。NYで習った私の好きなタイプの音の作り方でした。
歌手の皆さんの声もさながら、演技ではお見事。
フィガロの結婚って、音楽が忙しくてスピーディで、演技をする暇がなくて、ほんまに、大変なのです。
おまけに、珍しく、この公演では、曲と曲のつなぎの部分、入れ替わる登場人物に、ちゃんと芝居と台詞をいれて、しっかりとこのお城のなかでの人間関係を作り上げてるのです。こんな公演を観たのは、日本では初めてでした。
私がいままで観て来た公演では、音楽を重視するあまり、お話として不自然だった箇所があったり、公演が夜だったため、早く終わらないといけなかったのか、アリアや二重唱がカット版と呼ばれる短いバージョンで演奏されていて、それも不自然な感じがしていましたが、今回の公演では、フルサイズで、少ししか登場していない役でも、実はこんな性格のひとだったのね、とわかる瞬間がたくさんあって、大満足でした。
合唱と呼ばれる民衆役のみなさんも、、一人ひとりが自然で。この村に生活している様子や感情がしっかりと見えたのも、本当にすごいや~と、、
、、、、と、、、なんだか褒めまくりの批評家みたいで、もうこれくらいにしておきますね。
舞台美術も、衣装も、綺麗で、出演者みなさんが、着こなしているのもオペラ全体が美しく見えた要因でした。
本当に素敵な感動でした。
劇場から階段をおりるとき、NYで毎日のように通ったメトロポリタン歌劇場を出るときの感情にトリップしていました。
帰りの電車が、すいているのも不思議でした。それだけ地元の方がお客様として足を運んでいるということでしょうか。
なにからなにまで、大満足、オペラを知っていて良かったなあ、、と思えた日でした。
演出家の岩田達宗さん、というお名前が載った公演が、皆様のお近くであったら、是非足を運んでみてください。間違いなし!です。