木下航志サイコ～！！

とても細くて小柄なのに、奏でる歌はパワフルでソウルフルでとにかくもの凄くうまい！
いきなりハービー・ハンコックの「Watermelon Man」の不思議なパンフルートみたいなイントロから始まり、「おお～、これは期待できる！」と思っていたら、スティービー・ワンダー、ジョージ・ベンソン、ドゥービー・ブラザースなどなど、私にとってまさにツボ！な選曲のオンパレード！しかしこの5月に20歳になるという木下くん、渋すぎます。すごいです。Rhodesもピアノもバリバリ弾いて、スティービーの曲を歌っているときは、まるで本人の歌を聴いているようでした。初挑戦のブルースも超かっこよかったし、コーラスのYUKIさんとのデュエットも素敵でした。そしてそして、2曲だけ演奏された木下くんのオリジナル曲。最高でした！イントロや転調、キメの感じはまさにフュージョン！ポップなメロディに日本語の優しい歌詞が乗り、木下くんが大好きという山下達郎氏の匂いがして、ほんといいなあと思いました。

あと「木下くんの恋人探しコーナー」や「誰が一番せつないソロを弾けるかコーナー」など、お楽しみもありました。木下くんのMCはとてもかわいくて楽しくて、客席は常にあたたかい笑い声と大きな拍手に包まれていました

インストが好きなはずなのに、最近行って感動するライブが実はボーカルもの、ということが多い気がします。GATZ改め中澤信栄さんや吉弘知鶴子さんのゴスペルライブなど。2月に一緒にライブをやった上原梓さんの歌声に、ピアノを弾きながら涙したこともありました。やっぱり人間の歌ってすごいパワーを持っているんですね。これからもっとボーカルもののライブにも足を運ぼうと思います。

で、足を運ばなければならない人がまた1人、木下くんももちろんその1人に決定！なのですが、ギターのマサ小浜さん。やっと生演奏を聴くことができました。
先日JINOMASAに行ったダンナさまからも、何かが違うと聞いていたのですが・・・。猛烈にかっこよかったです。うまいとかそういう言葉だけでは言い表せない何かが、そのサウンドからにじみ出ているとでも申しましょうか。曲ごとにギターを持ち替えて、どの曲にも一番合うサウンドを追及されるあたり、真摯に音楽に向き合っておられるんだなあと感じました。ロックっぽい曲のときも決してきつい音ではなく、サウンドはあくまでマイルド。ブルージーでファンキーで、ジョージ・ベンソンそのもの！みたいなソロもあったり。久々にギターを聴いてしびれました～。「キ～ヤ～、カッコイイ～～」って心の中で何度叫んだことか(笑)

終演後、お疲れのところをお話させていただくことができました。JINOのお友達だけあって本当に気さくで優しい方で大感激。いっぺんに大ファンになってしまいました

2009年、わが家はマサ小浜氏を大々的に応援してまいりますAIさんのツアーもがんばってくださいね