工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

東横タイプの流線形キハ その4

2023-06-15 18:31:27 | 今日の製作所
引き続き床下機器の工作です。



エンジンは図面を描いたのですが、在庫を漁ると猫屋線のエンジンが出てきたので加工して搭載することに
そのままだと正直微妙なんですが、縦に延長してみるとそれらしい形になりました。



左右を貼り合わせ、適当にプラ材でディテールを補った状態です。
流石に少し小さいですが、まぁ気動車のエンジンに見えるので全然OKです。



各パーツを塗装
100円ショップの水性塗料つや消し黒で塗り、エンジンはタミヤエナメルのメタリックグレイです。






T台車からも集電したいのですが、この手の工法だと車体中央には床板固定と幅固定のための梁があるので、
なかなか配線を通すのが面倒。
このため床下に真鍮線を通して通電させることにしました。
初めてやってみたのですがなかなか良いですね。



床下機器も取り付け
実際はもっとぎゅうぎゅうなんですが、このくらいが限界でした・・・
暖房装置やタンク類を追加すると良いと思います。



そんなわけで後は車体の塗装のみ。
次回で最終回に出来そうです。

東横タイプの流線形キハ その3

2023-06-05 21:04:49 | 今日の製作所
なんだか全然進んでいません。更新もなかなかできません・・・



なかなか進まないのは台車のせい(ということにしますw)
丁度いい軸距の菱枠台車の製品が無い、というか菱枠台車が売ってない!
ということで、手持ちのSHOPKIHAのペーパー製菱枠台車を組立てて使用することにしました。



紙だけでこんなのが出来るのかと感動します。
ペーパー工作好きな方はぜひ。ただし時間がかかって仕方ありませんw



その他の床下機器も製品が無い(探せばあるんでしょうが)ので、適当に手持ちの車両(中古品)を参考にペーパーで製作することにしました。



まぁ案外それらしいものになります。エンジンは猫屋線のが余ってるから何とか使えないかなと画策しています。


つづく

東横タイプの流線形キハ その2

2023-05-08 20:39:59 | 今日の製作所


2つのネタをまとめると長ったらしいし、書くのもイマイチ具合が良くないので1つづつ
・・・工作も一極集中で完成までもっていきたいと思いますw





オデコは一般的な木製。
ルーマニア鉄道のclass78で使う屋根板(ぴったり屋根板A)の端材を使用しました。
前照灯はちょっと工夫して、4mmプラパイプを挟んで接着
後から穴をあけて入れるのとどちらが楽か・・・人によるかもしれませんw
(もったいないので勿論ペーパールーフ部分はカットしていますが)



隙間はポリパテで充填
・・・とココで大問題が発生。
パテが劣化しており全く硬化せず、一旦剥がして新しいパテでやり直しました・・・
(写真はリベンジver)

どうやら温度などで劣化するようです。
・・・少なくとも2回は夏を越しているので硬化剤がダメになったのか?orz



内側もパテで補強しています。



床板は3mm厚の板材から製作。
動力は確実なアルパワー(軸距20mm)を採用しています。



・・・暫くするとパテがヒケて来るんだろうなぁ・・・



この気動車にはマッチ箱が似合うハズと、ついでにトレーラーをでっち上げ
IORI工房のハ1005をテキトーに改造してみました。
・・・これは大昔に特注したモノで、キットはもっと素晴らしいディテールになっています。

次はキハの床下機器を作ります(予定

流線形気動車2題

2023-04-21 19:42:03 | 今日の製作所


大きな厚紙が手に入ると作りたくなるペーパー車体
性懲りもなくまた始まりました。

だいぶ以前からですが東側の車両に興味がありまして・・・

最近特に気になっているのがルーマニア鉄道の気動車たち
class77とclass78
77が2軸のレールバスのような小型車、78が立派な流線形気動車です。
・・・写真を転載するのもアレなので、気になる方は「CFR class78」などと検索してみてください。

驚きなのが1930年代のルーマニア製というところ。
年代的には日本ではキハ41000、42000に相当すると思いますが、
失礼ながら普通に良く出来ているように思います。

更に驚きなのが2000年代に更新されたり、ごく最近まで稼働していること
ドイツ製の新型車がドシドシ投入されているようで、今日も走っているかは分かりませんが。
・・・Googlemapでアラドやコンスタンツァを訪ねると上から見ることが出来ます。

class77は極めて単純なスタイルで模型化しやすそう、というか実物が模型みたいなんですが、
今回は完成の暁には見栄えのするだろう78に挑戦してみます。

ドイツのFliegender Hamburgerを大人しくしたようなウツボみたいなスタイルをしています。



どうせ図面なんて手に入らないしタイプ(自由形)と割り切って、スタイルブックから流電52と60系客車の寸法を取ってきて作図してみました。
そもそも長さは25mだと思うのですが、あまり長いと色々不便なので16番の20mに合わせたり、客窓は写真を見る限り割付けが各車バラバラ、しかも年代によって異なるようなので割り切って等間隔にしたりかなりテキトーですw
ちなみにclass78は両運と片運とあるのですが、今回は片運車の現在?の姿にしてみました。



展開図を作成して切出し
日本型と違って窓が単純なのでカンタンです(笑)ちょっと窓の天地寸法が大きすぎたカモ。
20m車が内板・外板で縦横に取れる大きな厚紙は希少です。
・・・まぁ買えばいいんですがw



前面の流線形は印象把握が難しいので、モックアップを製作していろいろ試してみました。
形はそこまで難しくないですが、窓のサイズ・形状が気に入らず5回作りました。



オデコとバッファが無いのでイマイチなんだという事にしますw



屋根はのぞみ工房のぴったり屋根板Aを使用します。
流電デビュー時のような全体を覆うスカートなど、どのように作るか考えるのも楽しみです。


さて、2題め。
紙も余っているし、どうせならと昔から作りたかった流線形気動車を



昔のTMSの記事にあった片ボギー車
・・・スクラップにした際に控えなかったため、何号の記事か分かりません。誰か教えてください。
東横キハのショーティーです。



雑誌に展開図が載っているのでコピーして切出し。
内板は別図の図面からカットしましたが、説明通りの倍率で印刷しても長さが微妙に合わないので要注意。
・・・筆者は内板は外板に貼ってから切り出しているので、そもそも仕方ないんですけどね。





屋根はペーパーキットを真似て、スペーサーの厚紙を挿入して形を整えるようにしてみました。
・・・というように、記事から図面は頂戴したものの組立て方法は完全無視ですw





こんなん上手くできるんか、という感じでしたが、意外とそれっぽい姿になってきました。


・・・つづく

ノス鉄キハ203の小加工

2023-03-23 19:35:01 | 今日の製作所


一部界隈でアツいノスタルジック鉄道コレクション
楽しんでいる方々のアレコレを見ていいナァと・・・
しかし鉄コレ第1弾2弾のような価格ではなく、ブッタ切ったりするのはちょっと躊躇します。
・・・というか、オジサンは在庫が山のようにあるので、ざわざわ買うのもナァと言い訳してしまう訳ですw

しかしそうは言っても幾つか確保しており、今回はキハ203を軽く加工してみました。

この車両、スタイルと塗装はかなり好みなのですが、下回りがマッチョな2軸?というなんかアンバランスなカッコで気に入りません。
なので、KATOのBトレ動力でボギー化してみました。



そのまま嵌めると内股過ぎるため、5mmほど延長しています。
床板パーツが2枚必要ですが、モーターとギヤを使用した残材があったのでそれを利用しています。

集電は銅箔テープで適当に延長してみましたが、とりあえず通電しているようなのでこれで様子見です。
・・・集電はかなり苦手な工作ですw



岩手開発のキハ202を見ると台車はもっと外側に来ていますが、カプラーの関係でこの程度の延長にしています。
また、この動力を使うことによりエンジンパーツをちょうどの奥行に接着でき、元の太っちょな印象はなくなりました。空いたエンジンの外側には箱とタンクを取り付けています。
・・・最後に全体にジャーマングレーとエンジンにメタリックグレイを筆塗り。


車体は自由形と割り切っているため加工ナシ。塗装もこれが良いし。
窓ガラスパーツは下回りに干渉するため、窓下でカット
ツメの部分も1mm程度短縮しました。





屋根のみエアブラシで濃いグレーを塗装。
全体にエナメル塗料でスミ入れして完成です。





カプラーの関係で~とか言いつつ、連結させる機会は想定できないため片側はダミーカプラーに。
解放テコやタイフォンも付けたくなりますが・・・汗

以上、お手軽加工でした。



残りの2両はどうしようかナァなどと楽しんでおります。