工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

台湾 阿里山森林鉄道に行ったはなし その3

2019-09-27 06:38:24 | 旅行
さて、阿里山の自然公園内には現在3種類の列車が走っています。

1つは祝山線



阿里山でご来光を見るのが非常に人気のようで、夜明け前に阿里山駅~祝山駅を運行します。
前日に切符が売り出されるので、事前に切符を入手することはできないようです。往復150元。

大勢乗るので、客車4両の列車が3列車続行運転で祝山駅へ登ります。



行った時は霧の中でご来光は見られず・・・でもこんなに混んでいますw
前日に切符を買ってしまうので当日天気が悪いので最初からヤメタって人は少ないのかもしれません。


他の2種類は日中に阿里山駅~沼平駅と、阿里山駅~神木駅を往復する列車。



沼平駅は祝山線の途中駅で、結構広い構内。
シェイが1両と客車(現役?)が何両か置いてありました。



神木線の方ですが、こちらはどうも運休中の十字路~阿里山の区間内。
神木駅はスイッチバックになっていて、使われていない下へ降りていくのが十字路方面の路線の模様。



この先の区間なのか不明ですが、ホテルからこんな感じの大崩壊が見えました(汗



公園内は樹齢1000~2000!年の檜の大木がたくさん生えており、トレッキングのお客を乗せるため、この2路線は30分~1時間ヘッドで日中往復しています。


今回は到着後トレッキングを楽しんで一泊し、翌朝祝山へ行く行程とし、祝山から戻ってきてすぐ嘉義行きのバスで下山しました。
阿里山→台鐵嘉義→高鐵嘉義ゆきのバスが便利です。
・・・ちなみに台北から直行するバスもあるようです。
この切符は公園入口のセブンイレブンで購入できます。(事前購入不可)

再び嘉義の町に戻り、



なにかのお祭りを通り抜けてまた北門駅へ



北門駅前には日本時代の建物を活用したお店?檜意森活村があります。
どうやら林業関係者の宿舎跡の模様。



これは「営林クラブ」とのこと。オシャレな洋館風です。


林鉄は朝3列車が山に登って行き、午後3列車が山から下りてくるという運行で、日中線路が余るためか嘉義から北門まで「檜木列車」を1時間ヘッドで運行しています。



こんな感じの木造客車(復元)が使われていますが普通のDL牽引で、片道100元とぶっちゃけかなり高額なのであまり乗る人はいないようですw

これで台鐵嘉義駅へ戻り、バス(BRT)で高鐵駅へ向かったのでした。





嘉義駅の端っこのホームから出る林鉄と何やら古そうな給水塔


次回はおまちかね?見かけた車両紹介。  つづく

台湾 阿里山森林鉄道に行ったはなし その2

2019-09-26 06:46:55 | 旅行
今日はいよいよ阿里山へ登ります。

その前に早朝の嘉義を散歩





早朝で人がいませんが日本の地方都市よりかなり活気があるように見えました。
十数年前はオート三輪などいたようですが、今や影もなく・・・オートバイが凄い多いですw





こんなインスタ映え?するスポット(森林之歌)なんかもあり結構オシャレだったりもします。




そしてこれが北門車庫
昔は公開されていなかったようですが、一部が公園として開放されています。
「地球を歩く」では8時から営業とあったのですが、私が行ったときは6時くらいには既に開いていて、中で体操や散歩をする市民が見られました。
・・・門の無い入り口もあり、もしかすると終日中に入れるのかもしれません。

中にはシェイ式機関車や一部で有名?な中興号も保存されていますが、詳しくは別の回に。



こちらは現在の中興号
早朝に北門車庫の見学ができたので、コレで山に登っても良かったカモ・・・汗


そしていよいよ北門駅から森林鉄道に乗車



しばらく農村風景の中を走ります。
・・・でも作物はパイナップルやバナナ、お茶など。周りにはヤシの木が生えており、日本とは明らかに異なる風景です。写真の謎の作物はおそらくドラゴンフルーツ。
ちなみに嘉義には北回帰線が通り、熱帯と亜熱帯の境なんだそうです。



列車はだんだん山奥へ
というか想像よりずっと勾配がきつく、急激に高度を上げて行きます。



途中独立山駅付近はこんなループになっているとのこと。
現地ではよく分かりませんでしたw

そういう訳で奮起湖へ到着。
ここにも車庫があり、2両のシェイと保線車両が保存されていました。



奮起湖名物の奮起湖弁当
ワイルドな感じでおいしい。


ここから阿里山まではバスに乗ります。
駅前通り?の階段を下りて駐車場に続く道を登り、駐車場にやって来たそれらしいバスに乗車w
狭い駐車場に観光バスがたくさん停まっておりどこから発車するのか分かりにくいです・・・

そういう具合で阿里山国家風景区の入り口へ
中に入るには150元かかります。
(バス以外で来た場合は200元らしい)



ホテルから見た阿里山の夕暮れ。明日はご来光を見るのですが雲行きが怪しいw

次回は阿里山駅周辺のおはなし  

つづく

台湾 阿里山森林鉄道に行ったはなし その1

2019-09-25 06:37:29 | 旅行


突然ですが台湾に行ってきました。
一度乗ってみたかった阿里山森林鉄道

中国語ほぼ分からずで初の海外でしたが無事帰還・・・w
事前情報というのは大事で、観光ガイドの他に個人のブログ等が非常に参考になったので、ここに少し詳しく記します。

※※ 行く前に ※※
事前に買える切符等は買っていくのをお勧めします。
阿里山森林鉄道の切符はネットで購入、事前に決済しておきました。
また新幹線の切符も外国人向けの安い切符が旅行サイトに有ったので同じく購入。
どちらも印刷した紙を現地の窓口で渡して切符と引き換えます。



現在林鉄本線は阿里山駅まで走っておらず、途中の十字路止まり。
阿里山へ行くには途中の奮起湖からバスに乗ります。
朝に北門車庫を見たかったので最終の上り列車(3列車阿里山号)を予約しました。
・・・ちなみに朝一番の中興号は自由席なので、現地で購入するよりありません。
と言っても窓口でも行き先と少しの英語等があれば普通に購入できるようです。


いよいよ現地へ向かいます。

今回台北(桃園空港)から向かったため、MRT→新幹線→BRTと乗り継いで台鐵嘉義駅へ向かいました。
MRTと新幹線は自動券売機で切符が購入可能で、日本の自動券売機が扱えれば購入できるはずです。

新幹線の高鐵嘉義駅と在来線の台鐵嘉義駅はかなり離れているので、連絡バス(BRT)が出ています。
高鐵の切符を見せればタダで乗れます。
・・・帰りはどうするのか?というと、「ハウマッチ?」と言ったらなんでかわかりませんがやはりタダで乗れましたw



という事で桃園空港から3時間近くかけて台鐵嘉義駅に到着。
裏口にバスは到着します。
やはり日本の国鉄駅に非常に近い、懐かしい感じがします。

ココの窓口で林鉄の切符を引き換えました。
全ての台鐵駅の窓口で引き換えできるようです。
南側に跨線橋があるので、中心市街地のある反対側へ。
台鐵の列車と初対面でしたが、みんな電車でした。



既に夜なので、駅前に投宿。
ホテルも事前にネットで予約・決済しておくと非常にスムースです。
・・・便利な時代だナァ~

明日はいよいよ阿里山へ向かいます。

(つづく)

近鉄ナローを見る

2019-05-13 06:56:40 | 旅行


初夏の北勢線、内部八王子線を訪ねました。



麦畑の脇を終点阿下喜へ向かう電車
・・・派手な黄色の電車は緑に映えます。



ちょうど連接車も走っていました。



沿線は田植えもほぼ終わり、一番好きな季節でした。




あすなろうは大きな楠のある赤堀駅へ



とても小さな駅舎は最近塗り直されたようでした。
現役の駅で一番好きな駅です。



内部駅は駅前の民家が取り壊されていて更地に
・・・何か整備されるのでしょうか?



かつて海軍士官の住宅があったようでこんなものが・・・
今まで民家のブロック塀があり気づきませんでした。

小金井のクモエ21001

2019-05-06 18:00:04 | 旅行


最近綺麗になったという事なので寄り道して来ました。
どうやら2017年末ごろに再塗装されたようで、ブドー色2号より赤茶色っぽい色になっています。



小金井(東京じゃない方)の日酸公園に保存されているクモエ21001
30系国電の貴重な生き残りで、リニア鉄道館と幡生工場に仲間がいるのみです。
・・・幡生のヤツは大丈夫かナァ・・・
こちらは仙台時代に前面も改造されており、原型に近いのは幡生工場の個体だけなんですが・・・

また事業用車が保存されているというのもとても興味深い事ですね。
なぜこれを抜擢したのでしょうか?



こんな感じで解説板も設置されています。



反対側の前面は非貫通。西日に照らされて改造の跡が見て取れます。
Hゴム・窓ガラスが外れた部分もアクリル板?で補修されていて程度はとても良好です。
・・・ゴムが無いので更に変な顔?ではありますが(汗



全体が屋根付きのホームに収まっており、反対側の床下は見ることが出来ません。





そうは言っても貴重な17m国電の現物
床下などじっくり拝見いたしました。