工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

小田急デユニ1000をつくる その1

2016-09-15 20:49:36 | 今日の製作所
16.5ミリの車両は増やすまいと思っていたのですが、ここへきてボツボツと・・・



8月初旬、ほろ酔いで過去の雑誌をパラパラめくっていて目についた記事・・・
TMSの680号、小林信夫氏の「小田急デユニ1000を近代化する」に載っていた図面を使用して製作を始めてしまいました(汗
この記事はタイトルの通りアレンジ作例なのですが、寸法はオリジナルのままなので原型も製作可能。
1両でOKだしこれならと思い、いさみやの工作用紙にケガきました。
今回の目標は「昔ながらの工法?で、極力手持ち品を使う」という、まぁ要は安く仕上げようというモノですw



デザインナイフでカットし、1000番のサフを吹いた後に流し込みセメントで接着します。
方眼があるといろいろ楽なので表面にはサフを吹かないように。



外板+内板(上窓枠)+内板(下窓枠)+荷物扉という4枚構成で相当頑丈になりました。
この車両の特徴?であるリベットは裁縫用のルレットで凹表現ですが再現。
・・・安いルレットなので歯車が振れて曲がってしまいましたorz
きちんとした道具を使えばキレイに出来ると思います。





続いて箱にします。
16番のペーパー車両を作るのは2回目で、先輩諸氏がどのような組み方をしているのか実はよく知らないwのでこれは我流になります。
2ミリの角棒を写真のように組んで枠にしました。
※枕木方向の上下の棒を支える「つっかえ棒」を付けていますが、これが原因で将来的に側面が反ってしまうかもしれませんので参考にされる場合はその辺も考慮してみてください。
接着は木工ボンド+アロンアルファです。



木枠で幅員が決まりますから、前面はそれに合わせて丸めます。
ここまで組めば相当頑丈。ちょっとやそっとで壊れそうにないです。



ウインドヘッダーとドアの取手にはランナー伸ばし棒を採用してみました。
・・・ウインドヘッダーは中々いいと思います。



屋根は木製。
蒲鉾型に整形してあるものの幅と長さを詰め、おでこを整形して使用します。
整形したら溶きパテを全体に塗り、さらに500番のサフを塗って表面を整形してから車体と合体。



屋根をやはりボンドと瞬着で接着したら、また1000番のサフを吹いて整形。
・・・500番のサフは車体に塗ってしまうと、扉など細かい部分をヤスるのが大変なので、なるべく避けたいです。
屋根のバンド?はプラ帯、パンタグラフは中古で安かった物が良い大きさなので使おうと思います。


(つづく)