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『OUT of MUSIC Vol.16』<2012年1月号> back number

2011-11-21 | マガジン

 

back number

インタビュー抜粋

――メジャーデビューから半年経ちましたね! 以前ライブで、メジャーデビューに対する複雑な心境を話されていましたが、その後気持ちの変化とかはありましたか?
●責任に対する覚悟は以前よりも確実にあるなと感じています。あとは、自分にとっての音楽も少しずつ変わってきている感覚はあるんですよね。フィールドが違えば変わってくるものだと思うし、そういう変化も受け入れられる人間になろうっていう覚悟もあります。

――歌詞の中には、” 私” という主語で、女性目線で書かれているものも多くありますね。
●基本的に” 私” って言ってるのは女性に憑依しちゃってるんでしょうね、完全に。女々しい感情に対して素直になろうとすると、男性口調だとどうしても合わなくて。「思い出せなくなるその日まで」とか「幸せ」とかも、思い切って女性になってしまえばいいやと思って。なんかそうするとすごく素直になれるんですよね。

――ニューアルバム「スーパースター」もいろんな角度から楽しめますよね。
●今回のアルバムは、誰かに歌っている曲と自分に向き合って歌っている曲の2パターンあったのかなって思いますね。自分もリスナーとしてすごく楽しめるアルバムになったので、こんなに自分のCD聴いたことないくらい聴いてます。ほんと自信作です(笑)。

――では、このアルバムに込められた想いを教えてください。
●2曲目の「スーパースターになったら」という曲がタイトルの元になっているんです。この曲は、好きだった女の子をバンドマンにとられてしまって、取り返したいなと思って自分もバンドを始めたっていう経験をもとに作ったもので。あの当時本当に歌いたかったことが、9年越しに今やっと歌えたんです。

――では、これから先、back numberとしてどんなことを表現していきたいですか?
●back number自身が歌いたいって思うことを歌っていきたいですね。誰かに何を歌えと言われたとか、こういうことを期待されているからとかでもなくて、自分達が今こういう風に表現したいんだっていうことをそのままの形できっちりやらないといけないんじゃないかなと思っていますね。

■プロフィール
清水依与吏(Vo.&Gu.)小島和也(Ba.&Cho.)栗原寿(Dr.)で構成される3ピースバンド。切なすぎる歌詞と、優しく時に激しい音楽で人々を魅了する。
Official Web site:http://www.backnumber.info


感想
ガチガチに緊張していた私に、「ほんと気楽にやってください、きさくの男ですから(笑)。」と、笑顔でインタビューに応じてくださったヴォーカルの清水依与吏さん。でもなかなか緊張はほぐれず、そんな状態でスタートしてしまった私のインタビューを真剣に、そして、笑いを交えて答えてくださいました。


『OUT of MUSIC』Webサイト


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