英国紳士の午後

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庵野秀明の「シン」シリーズについて

2023年04月09日 00時52分42秒 | Weblog
庵野秀明の「シン」シリーズについて

先日、「シン・仮面ライダー」が公開になったので見てきた。
庵野秀明の「シン」シリーズもとりあえずこれで終わり、なのかな?
3作見た感想は、どうしてもどれもエヴァっぽくなってしまうなぁ、と思った。
ま、それがいいのかもしれんが。

どの作品も俺的には1度見れば十分、といった感じだった。
思い入れは仮面ライダーが一番あるため、「シン・仮面ライダー」>「シン・ゴジラ」>「シン・ウルトラマン」の順番で面白かったかな。

「シン・ゴジラ」は「ゴジラ」という未曽有の災害に対して、日本政府が色々な対策を講じていくお話だった。
ゴジラは子供の頃、父と毎年のように見に行っていたが正直、映画に行く!ってことが楽しみでゴジラが大好きってわけでもなかったか。
けどゴジラの指人形もらえるのは嬉しかったなぁ、すぐゴミになってしまったが。

「シン・ウルトラマン」もまぁなんか似たような話だった。怪獣の災害、宇宙人と地球人の出会い、みたいな話。ウルトラマンも子供の頃、VHSでよく見ていてベータカプセルで変身する真似とかして遊んだな。
だがウルトラマンも今は全く見ておらず、なんか最近はデッカー?とかいるんでしょ。ゼロが10年以上前の存在というのに驚きを隠せない。

「シン・仮面ライダー」は結構、ゴジラやらウルトラマンとは違う話でまぁショッカーという秘密結社が作り出したバッタ改造人間、彼が緑川ルリ子というショッカーの科学者によってショッカーに反旗を翻し戦う、みたいなお話。
まぁこの3作では仮面ライダーに最も思い入れがあるので、色々いいシーンもあった。
サイクロン号のマフラーの向きが変わることで一時的に空中を滑空するシーンはめっちゃ良かったな。
ライダーキックもなんかピカピカ光ってボカーンではなく、こう説得力があるキックになっていてカッコよかった。
敵の改造人間達も魅力的で特にマスクの造形はみんなカッコいいなと思ったな。
ハチ女が原作と全く違うのには驚かされたが笑
ショッカーライダーが出てくるのも驚いた、このシーンは結構暗くて見づらかったが、BDやら出たら見直さないとな、ぐらいで特にダメなシーンだとは思わなかったな。
全体的に結構暗い話なんだが一文字隼人がいい具合に明るくて、作品をガラっと明るくしてくれた。1号より2号の方が好きだな、そういう人多いかもしれないけど。

仮面ライダーの映画は最近のもわりと見ているが、そっちよりかは面白かった。
まぁ仮面ライダーは玩具を売らないといけないからどうしても販促面が強くなってしまい、ストーリーがおざなりになってしまう面はあるのかもな、作って下さっている人たちにはすごい失礼な話だが。

「シン・仮面ライダー」の興行があまりよくないらしいが、そりゃ庵野秀明効果も3作やったらみんな飽きてくるだろう。
やはりゴジラはなんとなく見やすい雰囲気があるが、ウルトラマンやら仮面ライダーはちょっと見づらい、なんというか一見さんお断り、的な雰囲気がある。
俺も高校生の時は特撮オタクってキモ!と思っていた。なんかこうアニメの方が偉い、みたいな気持ちあったな。特撮って古いよね、みたいな感じ。今思うとどっちも変わらないのだがやはり高校生だな。

庵野秀明監督の「キューティー・ハニー」は全く期待していなかったこともあってか、逆に結構よくできてて面白かったな。いい意味でエヴァっぽくなかったし。なんかこう3作ともエヴァっぽさがところどころ出ていて、なんかもっとやりたいようにやれば良かったのにと思う。
とはいえ、この作品は古参オタクが喜ぶために作ったのでにわかなんてどーでもいいんじゃい!という感じだったら、それはそれでいいけどコンテンツとしてはどうなんだろう。ああ、けど庵野秀明って言ったらエヴァのイメージも強いし、まぁエヴァっぽくてもいいのかね。

庵野秀明も61歳らしいし、これからずっとエヴァっぽくていいのかもしれない。新しいものを作り出すのは難しいし、庵野秀明=エヴァのイメージが強くなり過ぎてしまった。今、思えばヱヴァンゲリヲン新劇場版とか作ってる暇があったら、新しい作品にチャレンジしても良かったのかもね。
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