英国紳士の午後

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Ever17 -the out of infinity- Premium Edition(PSP版)(2009)

2024年01月19日 23時26分11秒 | ゲームレビュー
Ever17

昔から恋愛アドベンチャーゲーム(サウンドノベル?)は好きじゃない。
俺が人生でやってきた恋愛アドベンチャーゲームと言えば、数える程度で
ONE~輝く季節へ~
シュタインズゲート
他にもあるかもしれないが思いつかない。
この2つもプレイしたはずなのにほとんど記憶がない。
シュタインズゲートで覚えてるのは「失敗した、失敗した・・・」のところぐらいだ。

そんな中、なぜ突然「Ever17」をやったかと言うと、インターネットの掲示板でどんでん返しにビビった、という表記があったからだ。
やろうと思ったが吉日、すぐPSP版を始めた。

あらすじは、海底にある遊園地LeMU。
事故によりそこに閉じ込められてしまった男女の脱出までを描く、という作品だ。
主人公は、男性2人のどちらかを選ぶ。

女の子は5人ぐらい出てくるが、やってみたら恋愛要素はほぼなかった。
便宜上、それぞれの女の子のエンディングがあるが、最終的なエンディングに行くための通過点でしかない。

ネタバレしてしまうが、主人公を男性2人から選ぶのだが、実はこの2人は別の時間に存在する。
出てくる女の子はほぼ一緒なのだが、それぞれ2017年の話、2034年の話に分かれる。
プレイしていると、主人公によって話や女の子の性格が違うように感じた。
が、実際は登場人物が年をとらなかったり、クローン人間のため容姿が全く一緒、AIの立体映像だから年月が経過しても全く姿が全く変わらない、という理由があったのだ。

プレイしていておかしなところ、理解しにくいところも多々あった。
キャラクターもほぼ20年前あのゲームなので流石に古さを感じたが、当時のオタクはこれに「うおー!かわいい」と言っていたのだろう。
俺も20年前にプレイしていたら同じ感想を抱いたかもしれない。

俺が最も気に入ったキャラクターはつぐみ、次点で空だった。
最初のつぐみは、愛想がめちゃくちゃ悪く何が気に入らないのかわからなかったが、エピソードをプレイしていく内に一番苦労してきたキャラクターだと感じ、好きになった。
2017年のLeMUの事件後、子供を二人出産し、頑張って育ててきたことを考えると出ているキャラクターでは一番辛かったキャラクターだと言えるだろう。

空は単純にビジュアルが好みだ、俺の好みは背の高いお姉さん。
AIという設定もいいね。

おかしな点はあげればきりがない。
誰が蹴ったかわらかない空き缶、17年経過したのに立体映像に驚くパソコンに詳しい女子高生(17年前に実用化されている技術なのに、今更その技術に驚くのはおかしいのでは)、重い石を持って119mを潜る少年、ぶれる生存者数・・・やりこんだ人であれば他にもたくさんの矛盾点があるのだろう。

それでも恋愛アドベンチャーゲームにおける主人公の姿が見えないという点を逆手に取ったストーリー、直接ゲームをプレイしている人間に問いかけてくる、という設定は面白かった。ちょっと恋愛アドベンチャーゲームを見直した一作だったな。
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