いろいろな構造のメガネがあります
メーカーに依頼すれば加工代行をしてもらえますが、自分で加工できなければメガネ屋ではありません
特殊な加工には自分で治具を自作します
この治具はKazuo Kawasaki MP-908の加工用です
試行錯誤を繰り返して完成度を高めていきます
これもまだ改良の余地がありますが上手く加工出来たときの達成感は格別です
いろいろな構造のメガネがあります
メーカーに依頼すれば加工代行をしてもらえますが、自分で加工できなければメガネ屋ではありません
特殊な加工には自分で治具を自作します
この治具はKazuo Kawasaki MP-908の加工用です
試行錯誤を繰り返して完成度を高めていきます
これもまだ改良の余地がありますが上手く加工出来たときの達成感は格別です
メガネの修理で多いのが、クリングス(鼻あて)と丁番が折れてしまうことです
このメガネは10年以上使用していますが、新しい丁番をロー付けすればまだまだ使えます
度々書きますが、今はデザインと機能ばかり優先して修理のことをあまり考えてないメガネが増えました
どんなに優れた品物も壊れることはあります
壊れることが問題ではなくて、修理のことを考えていないのが問題なのです
しっかりしたメガネを修理しながら長く使用するって文化的でお洒落です
メガネはフレームとレンズを新しくするばかりでなく、
レンズだけ替える場合やフレームだけ替える場合があります
どちらも同じような感じですが仕事としてはかなり違います
レンズを替える場合は大きいレンズを削って入れるので、フレームが新しくても古くても基本的に同じ行程です
フレームを替える場合はけっこう難しいことがあります
①レンズの形と大きさが決まっています
当然大きいフレームから小さいフレームにしか入れ替えられません
しかも、レンズの中心がずれないようにしなくてはなりません
②数年使用したレンズはコーティングが弱くなっています
自動加工械で加工する場合にレンズにテープをはったり、チャックといって機械にセットしたりすると、コーティングがはがれてしまったりプラスチックレンズの場合はレンズ自体もいたみます
そこで、レンズが痛まないようにすべて手作業で加工します
今回の場合は大きさにはかなり余裕がありますが、中心がずれないようにレイアウトするのはぎりぎりです
新しいフレームに入っているデモレンズから直接、形をトレースします
すべて手作業で削ります
アナログで原始的な加工方法ですが、自動加工機が出来る前はこんな加工方法が普通でした
慣れれば中心もずれないで綺麗に加工できます
特に今回のレンズは20年近く使用してるプラスチックレンズなので加工機での加工は厳禁です
手間はかかりますが綺麗に仕上がりました
ちなみに費用はフレームだけのお値段で加工代はかかりません
とっくに明けてますが、明けましておめでとうございます
今年も静かに新年が始まりました
少し遅れていました増永眼鏡の「光輝」シリーズが入荷してきました
光輝はパリのコレットやLAのフレッドシーガルなど、世界の有名なセレクトショップの取扱もあるメガネです
職人の手作業よる制作で世界の一流品として認められたメガネです
品切れの場合、再入荷には時間がかかりますのでご興味があるかたはお早めにご覧になって下さい
HPにも早めにUPします
価格は¥23,100円~¥24,150円(税込・フレーム価格)です