「計算」に的を絞ってお話しいたします。
計算ミスをなくすためには、
計算スペースをうまく取るという感覚を養うことです。
どういうことかと言いますと、
計算力は皆、高い水準を持っています。
しかしながら、テストでは数値の見間違いや繰り上がり、
「うちの子、必ず【1】で1問落としてしまうんです」
というご相談を多く受けます。
今まで、私もあらゆる計算問題集、小学校で習う計算方法など
人に聞いたり調べたりして、
しかし、ある時ふと、
あれ??と思ったことがあったのです!!
それは、
スペースの取り方の感覚が下手な子がいるということです。
下の例で、
【資料1】では、生徒さんが実際に受けたテストの一部です。
3月の時点でまだ、
覚えるべき数値、例えば、1/8=0.
残っています。
自分の字が重なってしまっています。
かなり計算力はある生徒さんでも、
不安だからやったのか、どちらかでしょう。
③の問題では、
ただ、途中で終わっている? 諦めてしまったのか、最後までの計算がありません。
【資料1】
そして、【資料2】は、
少し成長が見られます!
①は、16が両方の式に共通しているので、16でまとめて、
途中で気が付いていますね。良かったです。
②もしっかりと右の余白に書いてますね。ただ、「30」
しかしながら、
③も、
その部分だけを計算して後でまとめるということができています。
授業の中で指導していることを、ちゃんと再現してくれた時は、
褒めてあげます。「意識」することが大事です。常に「意識」
繰り返し、繰り返し、こちらも指摘していきますし、それが、
できるようになればいいのです。
【資料2】
学校によっては、計算スペースが本当に少ない学校もあります。
女子学院などが良い例かもしれません。
やはり計算力を上げるために、
など、徹底して技を磨く必要があります。
学校別の対策はありますが、
まずは、組分けテスト、公開模試で、
左のスペースが空いているのに、
「なぜ右隅に書く?」
「左のスペース、いっぱいあいているよ。」
こんな会話を授業のなかで行っています。
ご家庭でもお子様のテストを確認してみてください。
もしスペースを活用できていないのであれば、
まずはスペースを有効活用することからはじめてみましょう。
次の組分けテスト、さぁ頑張ろう!