教えている方としては、
テストの時に何を思い出して欲しいか。
問題を読んだ時に何を思い浮かべて欲しいか。
結論から申しますと、
算数の問題を読んだとき、
イメージ=解けるイメージ=解くための図式=解くポイント
これを浮かべて欲しいのです。
「言われた通りにイメージ図を描く」
ときには、図ではない時もあります。その時は、
「言われた通り式にする」
これが大事です。
勝手な想像で、思い込みで解かない
この時期の6年生だと、いろいろな問題に当たっていて
余計に考え過ぎてしまうということが起こります。
むしろ習いたての5年生の方ができてしまうということも
そのままシンプルに考える
ということができなくなってしまっているのです。
例えば、
「写真の現像を頼むとき、
51枚以上では、1枚イ円で現像できます。
34枚現像するのと55枚では料金が一緒で、また、
アとイに当てはまる数値を入れなさい」
という問題があったとします。
とにかく、言われた通りに式にするしか手立ては無さそうです。
強いて言うなら、
やはり○○が一緒という言葉から、
皆さんはどうでしたか。
では式にしてみます。
50枚までは手数料が100円かかるので、
34×ア+100円
また、55枚だと51枚以上になっているので、
55×イ
ということより、この2つが等しいので
34×ア+100円=55×イ・・・・①
もう一つの文章から、
50×ア+100円=75×イ・・・・②
① ②の式より、
100円が消去できるので、
② -①
16×ア=20×イ
この式は!!
比の利用ができますね。
この部分で、式は作ったはいいけど、その先が。。。
無きにしも非ず。
等しいときたら比から逆比の利用ができる
ということも頭に入れておいてほしいポイントです。
ア:イ=⑤:④
ということより、
⑤×34+100=④×55
[170]+100円=[220]
[50]=100円
① =2円
となり、ア=⑤=10円、イ=④=8円
となります。
いわゆる上位校となると、
一旦式に表して比の①を求めるという問題が出題されます。
文章で言われていることを式にするというのは、
言われた通り、とにかく、
ただ、問題をじーっと見ていても解けません。
よく、
「手を動かす!」
と先生から言われることがあると思いますが、
なんでもいいからとにかく書いてみるということです。
思い込みや、習った式に当てはめようとするのではなく、
書いてみてから考えるということも大事です。
いろいろと想像力を膨らますことも大事だと思います。
「なんと(710)きれいな平城京」
という語呂合わせがありますが、それを聞いて、
ぱーっと目の前に、平城京の様子を頭に浮かべるとか、
「1192(いいくに)作ろう鎌倉幕府」と聞いて
武士がうぉーっと刀を上げているシーンとか
それぞれ、言葉をきいて想像を膨らまして
そのイメージを頭に入れるというのはとても楽しいことでもありま
算数も、
思っています。