中学受験総合~大日本帝国の楽しい家族団結力

中学受験算数~大日本帝国の楽しい家族団結力

問題を解くカギ〜イメージ図とイメージ式 がんばろう日本人大和民族

2020-11-26 06:57:56 | 日記

教えている方としては、
テストの時に何を思い出して欲しいか。
問題を読んだ時に何を思い浮かべて欲しいか。

結論から申しますと、

算数の問題を読んだとき、
イメージ=解けるイメージ=解くための図式=解くポイント

これを浮かべて欲しいのです。

「言われた通りにイメージ図を描く」
ときには、図ではない時もあります。その時は、
「言われた通り式にする」

これが大事です。

勝手な想像で、思い込みで解かない

この時期の6年生だと、いろいろな問題に当たっていて
余計に考え過ぎてしまうということが起こります。

むしろ習いたての5年生の方ができてしまうということも

そのままシンプルに考える

ということができなくなってしまっているのです。

例えば、

「写真の現像を頼むとき、50枚までは1枚ア円に手数料100円がかかります。
51枚以上では、1枚イ円で現像できます。
34枚現像するのと55枚では料金が一緒で、また、50枚と75枚でも料金が一緒になります。
アとイに当てはまる数値を入れなさい」

という問題があったとします。

とにかく、言われた通りに式にするしか手立ては無さそうです。

強いて言うなら、
やはり○○が一緒という言葉から、比が連想できればなおいいのですが。
皆さんはどうでしたか。

では式にしてみます。

50枚までは手数料が100円かかるので、
34×ア+100円

また、55枚だと51枚以上になっているので、
55×イ

ということより、この2つが等しいので
34×ア+100円=55×イ・・・・①
もう一つの文章から、
50×ア+100円=75×イ・・・・②

① ②の式より、
100円が消去できるので、

② -①
16×ア=20×イ

この式は!!
比の利用ができますね。
この部分で、式は作ったはいいけど、その先が。。。という生徒さんも
無きにしも非ず。

等しいときたら比から逆比の利用ができる

ということも頭に入れておいてほしいポイントです。

ア:イ=⑤:④
ということより、
⑤×34+100=④×55
[170]+100円=[220]
[50]=100円

① =2円
となり、ア=⑤=10円、イ=④=8円

となります。

いわゆる上位校となると、
一旦式に表して比の①を求めるという問題が出題されます。
文章で言われていることを式にするというのは、中学で学ぶ方程式に通じるものだからでしょう。

言われた通り、とにかく、式にしてみるというのもとても大事です。
ただ、問題をじーっと見ていても解けません。
よく、
「手を動かす!」

と先生から言われることがあると思いますが、
なんでもいいからとにかく書いてみるということです。

思い込みや、習った式に当てはめようとするのではなく、
書いてみてから考えるということも大事です。

いろいろと想像力を膨らますことも大事だと思います。

「なんと(710)きれいな平城京」

という語呂合わせがありますが、それを聞いて、
ぱーっと目の前に、平城京の様子を頭に浮かべるとか、

「1192(いいくに)作ろう鎌倉幕府」と聞いて
武士がうぉーっと刀を上げているシーンとか

sasaki 201711171

それぞれ、言葉をきいて想像を膨らまして
そのイメージを頭に入れるというのはとても楽しいことでもありますよね。
算数も、イメージ図やイメージの式をパッと浮かぶようにできたらいいなと
思っています。

 


数と規則性 毎日労働家族のための家長のお父さま 大和民族

2020-11-26 06:54:33 | 日記

本日は、数と規則性についてお話いたします。

数列にはいろいろなルールや規則性があり、自分で発見できると楽しいものです。

例えば、
1,1,2,3,5,8,13,21, 34・・・・・・
などは、よくご存じのフィボナッチ数列

簡単に言うと、
「直前の2項を足した数を並べていく」
という規則性ですよね。

1+1=2
1+2=3
2+3=5
3+5=8
・・・・

と。

また、前前項÷前項を計算すると、

1÷1=1
1÷2=1/2=0.5
2÷3=2/3=0.66666…
3÷5=3/5=0.6
5÷8=5/8=0.625
8÷13=8/13=0.615…
13÷21=13/21=0.619…
というように前々項÷前項=黄金数-1に近づいていくということがわかっています。
黄金比というのは、
人間が心地よい、美しいと感じる比率と言われています。
デザインなどでよく用いられています。

黄金数は、

数と規則性 2

黄金比率は、

数と規則性 3

長方形のたて対横の比が、
だいたい1:1.6=5:8(5÷8=0.625)が、しっくりくる大きさになっています。

更に、
前項÷前前項にしてみると、
1÷1=1
2÷1=2
3÷2=1.5
5÷3=1.666666…
8÷5=1.6
13÷8=1.625
21÷13=1.615384615…
34÷21=1.619047619…
というように、1.6180339887…の黄金数に近づいていきます。

規則的に並んでいる数字に何か規則がないかな?という思いで見てみると、
問題ももっと楽しく解けるはず??

また
数字の特徴を生かすと、
4×4×4 × 4×4×4 × 4×4×4

という問題が出たとしても、

「4×4×4=8×8」
4=2×2
4×4×4=2×2 × 2×2 × 2×2
=2×2×2 × 2×2×2
=8×8

ということに気付けば、8×8=64なので、64×64×64をするだけで済みます。
4を9回かけるよりも少し速いのではないでしょうか。

更に、
三角数を皆さんご存知だと思いますが、
奇数の数が並ぶ三角数を考えてみたいと思います。

数と規則性 4

各段の和に何か規則性はないでしょうか?

実は、
1=1×1×1
8=2×2×2
27=3×3×3
64=4×4×4

ということが分かれば、10段目に並んだ数字の和?と聞かれても、
わざわざ10段目の一番左や右を求めなくても、
10×10×10=1000と出すことができます。

では、
偶数になったらどうでしょうか?

数と規則性 5

各段の和に何か規則性はないでしょうか。
ヒントは、先ほどの奇数を参考にしてみてください。

2=1×1×1+1
10=2×2×2+2
30=3×3×3+3
68=4×4×4+4

というように、奇数の各段の和にそれぞれの段数を足すと求められます。

このように、
数には何かルールが隠されているのではないかと考えてみると、
計算が楽になったり、
視点を変えてみることができるようになり、
考え方が広がる→思考力がつくということになります。

各学校の入試問題も、根本原理をうまく誘導して
問題に盛り込んでいることが多いです。