中学受験総合~大日本帝国の楽しい家族団結力

中学受験算数~大日本帝国の楽しい家族団結力

計算~びっくり 大日本国 大きい日本国

2020-11-20 07:00:47 | 日記

まず、本日は、
【計算】でびっくりしてしまうバージョンです。

具体的な問題を出しながら、見ていきましょう。

右の図の斜線部分の面積を求めてみましょう。

計算 びっくり2

三角形の面積は、底辺×高さ÷2
は、知ってますよね。

まず、大方の生徒さんは、
やはり底辺と高さの「長さ」を出そうとします。

底辺を4㎝としたときの、高さを求めます。

この三角形の全体の面積は、

8×15÷2=60㎠ですね。

それを利用して、

4+13=17㎝を底辺とすると、高さを□㎝とし、
17×□÷2=60
高さを求めると、

計算 びっくり3

ここでびっくり!!
してしまうんですよ。

計算 びっくり4

そのまま頑張ればいいのですが、
やたらと変な数字がでてしまった。どうしよう。
ということで、途中でやめてしまう生徒さん、いませんか??

つまり、「割り切れない!」と思うと、すぐに自信をなくしてしまって、
「うん??これでいいのかな。。。僕(私)やり方あってるのかな?
もしかすると、他のやり方があるのでは??」と
どんどん、自分のやり方を疑って、自信を失い、他のやり方をまた1から考え出すという
ことに陥ってしまうのです。

そうではなく、このまま、やり方はあっているので、突っ走って欲しいと思います。

その「自信」というのは、日ごろのやはり練習から成り立ちます。

で、問題の続きですが、

そうすると、計算 びっくり5を高さとして、

斜線部分は、計算 びっくり6

となります。
確かに、答えの数字もすっきりした整数ではありません。

しかし、答えが整数とは限らないということを、まず覚えておいて欲しいです。
「思い込み」があると、計算でも、「整数」じゃない、どうしようと
いらぬ心配がでてきて、思わぬミスにつながります。

また、
別解として、

全体の面積のどれだけ?という考え方を使っても解くことができます。

計算 びっくり7

全体は、8×15÷2=60㎠

底辺を4㎝とすると
底辺13㎝の三角形と高さが等しいので、
ア:イ=4:13
となります。

つまり、
全体の面積を4:13に分けた内の4を
求めればいいのです。

計算 びっくり8

となります。

やり方はわかっているのに、
正答に結び付かないというのは、
もったいないです。

しかし、ミスとはそういうものです。

もったいないけれど、間違ってしまった、ということを認めて、
やはり、次への「やり直し」が必要です。

そういった細かい部分を、しっかりと見せていただき、
一度「戻る」という作業をしていきます。

この「戻る」作業が、なかなか自分でも億劫になるところです。
自分も、なかなか、自分の行動って振り返ることができません。
というか、振り返りたくないです(笑)

また、カリキュラムに則って行われる授業ですと、
振り返っている暇がありません。

そこで、ドクターでは、躓いている部分をちゃんと分析して、
振り返る作業を一緒に致します。

 


視点の転換 ますます繁栄の大和民族

2020-11-20 06:58:06 | 日記

本日は、
【視点の転換】の重要性についてお話いたします。
具体的な問題を出しながら、見ていきましょう。

問題1:下の立体には水がいっぱい入っています。
この立体をABを床につけたまま、45°傾けたとき、
残った水の体積を求めなさい。

びっくり1

この問題の図は、「AB」を強調してあえて赤で描きましたが、
普段のテストでは、ABだろうとなんであろうと、とくに強調して描いてくれる
わけではありません。

みなさんは、これをみて、ふーん、いつもやっているあの問題ねと
思ったでしょう。

そうです、それでいいのです!!
「いつもABを軸に斜めに傾けたとき、Aが手前で、Bが奥にある」
というイメージが浮かんで、そのまま解き進めていける生徒は、
日ごろの練習をしっかりやっている生徒さんです。

びっくり2

真横から見た図を描くと、

びっくり3

解説:
三角形STUは、直角二等辺三角形になります。
45°傾けたとき、水面は、床と並行になるので、必ず、直角二等辺三角形になります。

辺STと辺SUはどちらも10㎝です。
三角形STUの体積は、10×10÷2×20=1000㎤

全体の立体の体積は、
20×10×45=9000㎤
残りの体積は、9000-1000=8000㎤

ここまでは、「ふつう」ですよね。「いつも出ているパターン」です。

ただ、しかし!!
いつも、そうかもしれませんが、テストでは、
あえて、違う角度から問題が出されることが多々あります。

どういうことかと言いますと、
次を見てみましょう。

問題2:問題:下の立体には水がいっぱい入っています。この立体をABを床につけたまま、45°傾けたとき、
残った水の体積を求めなさい。

びっくり4

問題は、まったく前述と同じです。

先ほども、申し上げた通り、
問題では、「AB」のラインを赤で描いてくれていないので、
問題をよんでいる子たちは、「AB」を「いつもと同じ」と考えて、
「20cm」のところを軸に考えてしまう生徒が多いのです。

しかし、これは、手前の「10㎝のところ」を「AB」としているので、
傾ける場所がいつもと違うのです。

真横から見た図を描くと、

びっくり5

この図は、先ほどの、問題1の解説図とほぼ同じですね。

どこが大きく違うか。
皆さん、お気づきですか?

そうですね、PRの長さが20㎝となっております。
なので、傾けたときにできる図形は、問題1と同じ、直角二等辺三角形です。
しかし、使うべき辺の長さが違うのです。

解説:

三角形PQRは直角二等辺三角形なので、
辺PQと辺PRはどちらも20㎝です。

20×20÷2×10=2000㎤

全体が9000㎤より、9000-2000=7000㎤

落ち着いて家で解けばわかったのに~と、いう声をよく聞きます。

ただ、テストで点数をとるには、テストの時間内で、点数となる取り方をしなくてはいけません。

「いつも」と同じ視点からではない問題もたくさん出てきます。
そこに気付けるようになるには、気持ちの余裕が大事なんですが、
余裕をもてるまでには時間がかかります。

その前に、やはり、同じ視点ではない問題があるということも知っておきましょう。
「ふつう」とか「いつもとおなじ」とは限りません。

テストでは、最大限の「集中力」で挑んでほしいと思います。

それでは、本日は、これまでにしておきます。